施設の稼働状況を「見える化」!キャンパス向けファシリティ情報システム
2012年1月25日

管理人のイエイリです。

大学や学校の運営者にとって、限られた予算で校舎や施設・設備を最大限に有効活用することは重要な仕事です。

しかし、広いキャンパスに散らばる無数の教室や設備がどのような頻度で使われ、修繕や故障の件数はどうなのかといったことを把握し、適切に管理するのは難しいですね。

そこで学校やフィットネスセンター向けの運営システムなどを開発している京都市中京区のシステムディでは、2月1日に「キャンパス ファシリティ情報システム」を発売することになりました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

BIMのように

 

建物のCGや文字情報が連動するのです。

 20120125-image1.jpg

「キャンパス ファシリティ情報システム」のサンプル画面(資料:システムディ)

キャンパス内の教室や設備をツリー構造として整理してあり、メニューから「キャンパス」→「本部棟」→「102教室」といった具合に、フォルダーを開くようにクリックしていくと、画面内にキャンパス全体のCGや写真、教室内の配置図が、建物やスペースの情報と共に表示される仕組みです。

このシステム上に、キャンパス内の様々な情報を一元管理することにより、不足な施設や無駄な施設を見える化し、施設への投資やメンテナンスコストなどの施設関連費用を最小限に抑えることができます。

例えば、保全管理機能では、工事や修繕件数のほか、故障・クレームの内容・件数などの情報を共有し、保全運用の効率化や長期修繕計画に役立てます。エネルギー管理機能では、水道・ガス・電気料金のメーターをキャンパスマップに表示させることで使用量を見える化し、節約を促進します。

また、図面や書類などのファイルもサーバーに保存することで、必要な資料を検索したり、素早く取り出したりできます。

このほか、施設・設備の予約管理機能もあり、施設・設備の使用状況や空き状況の確認のほか、施設・設備の予約ができます。このデータを基に稼働状況を集計・分析することで、施設・設備の有効な活用が可能になります。

一般の職員は、

 

WEBブラウザーだけ

 

で、このシステムを使えるので、手軽ですね。

キャンパス内の施設を“ドリルダウン”で整理するというシンプルな作りと、グラフィカルな情報と文字情報が連動するという分かりやすさで、だれでも簡単に使えそうです。

BIMベンダーやユーザーも、そろそろ維持管理分野への進出を本格的に検討し始めた方がいいかもしれませんね。

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