BIMによる国際展開!大林組がフィリピン・AIDEA社と協働体制
2012年3月16日

管理人のイエイリです。

フィリピンのAIDEA社(AIDEA Philippines, Inc)と言えば、知る人ぞ知る、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)活用の先進企業です。

昨年(2011年)12月にも、日本建築学会が開催した、「BIMマネージャーに期待する職能~導入の鍵を握るBIMマネージャーとは」というシンポジウムに同社のBIMマネージャー、アベラルド・“ジョジョ”・トレンティノさんが招かれ、会場は満員だったそうです。

そのAIDEA社が、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

大林組とBIMの協働体制

 

を構築することになったのです。

両社が国内外での様々な建設プロジェクトにおいて、BIM技術を活用しながら協力していくことや、人材交流による事業体制の強化を行うための包括的業務提携の基本合意を締結したものです。

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AIDEA社のウェブサイト(資料:AIDEA Philippines, Inc)

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昨年のBIM仮想コンペ「Build Live Kobe 2011」に参加した大林組のチーム「ORANGE ARK」(左)と大阪本社ビル(右)(写真:家入龍太)

AIDEA社は2005年、これまでの2次元CADからBIMソフトに完全移行することに成功し、設計から生産設計工程までBIMを活用して、生産性向上を図っています。その結果、アジアや中東など、世界50カ国以上で様々な実績を上げています。

一方、大林組には高度な施工管理技術や、設計施工での豊富なBIM 導入実績があります。両社の強みを組み合わせることで、国内プロジェクトはもちろん、

 

海外プロジェクトでの協働

 

もめざすそうです。

既に、大林組の設計者はAIDEA社に出向し、日本と共同でモデル入力した実績もあります。大林組は今後、年間最低4人をAIDEA社に派遣するほか、研修生を受け入れる予定です。

大林組は「建設業におけるBIM推進のトップランナー」を引き続き目指していくとのことです。

いよいよ、日本のBIMもグローバルな市場で展開する時代になってきました。BIMを使うと、工事の進ちょくや出来高などの報告を、ソフトで自動化できるというメリットもあります。大林組のBIMによる国際展開から、目が離せなくなってきました。

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