ヘアクラックも発見!ハンディースキャナーで建材をチェックしてみた
2012年11月21日

管理人のイエイリです。

出張先でもらった紙の資料などをすぐに画像化して、パワーポイントなどのデータにするとき、便利なのがハンディースキャナーです。

私はこの季節、関西大学総合情報学部で「ベンチャービジネス論」の非常勤講師をしていますが、学生さんが提出したレポートの中から、“優秀作品”をパワーポイントで紹介するため、「MAGIC STICK」という製品を家電量販店で約7000円で購入しました。

重さは200g程度のスティック状で、単4乾電池3本で動作します。書類などをゆっくりなぞるだけでJPEGやPDFなどのデータに変換し、データは内蔵のマイクロSDカードに保存します。

その後、パソコンのUSB端子と接続して画像データを取り込みます。スキャンの解像度は300dpiと600dpiに切り替えられ、カラースキャンとモノクロスキャンができます。

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購入したハンディースキャナー「MAGIC STICK」。ハードケースとUSBケーブルが付いている(左上)。裏面には細長いガラスが(左下)。本来の使用方法(右)(写真・資料:家入龍太。以下同じ)

どんな性能なのかを確かめたくなった私は、宿泊先のビジネスホテルで

 

室内にある建材をスキャン

 

して、どのように写るのかを試してみました。

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ビジネスホテルの床をスキャン

壁のクロスや木製の床材、バスルーム内の床材や壁材、大理石風のサイドテーブル、そしてベッドのシーツまで、いろいろとスキャンした結果、次のような画像が得られました。

デジカメで撮ったときよりもナチュラルな色彩で、光源の反射などがあまり気になりません。

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壁のクロス

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木製の床材
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バスルームの壁材
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大理石風のサイドテーブル上面
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ベッドのシーツ
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壁に掛かっていた絵を額縁のガラスの上からスキャンしたもの

解像度は300dpiで十分ですが、バスルームの床をスキャンした画像を眺めていたとき、思わぬものを発見しました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

  

床材のヘアクラックを発見

 

したのです。

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バスルームの床にあったヘアクラックを発見!

こうしたミクロなクラックなどは写真ではなかなか記録しにくいのではないでしょうか。表面が平らな建材や鋼材などをチェックするとき、ハンディースキャナーは“電子顕微鏡”のような使い方ができそうですね。

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