BIM、CIMも真っ青!超リアルになった都市経営ゲーム「SIMCITY」
2013年3月11日

管理人のイエイリです。

建築・土木の関係者はもちろん、一般ユーザーにも人気の都市経営シミュレーションゲームと言えば、「SIMCITY(シムシティ)」が有名です。その最新版が3月7日に発売されました。

プレーヤーは市長の役割を担い、大きな地形のなかでまちを建設する場所を選んで道路やビル、住宅、工場や発電所などを設置していきます。

その結果、「シム」と呼ばれる様々な市民がまちにやって来て、工場などで働き始めます。市長の役割はいかに市民に給料や満足感を与えて、市民を定住させ、安定した税収を得ながらまちを発展させていくか、といった長丁場のゲームです。

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SIMCITYの公式サイト(資料:Electronic Arts Inc.。以下同じ)

今回の最新版で、驚くべきことはそのリアルな3Dグラフィックスと充実したシミュレーション機能です。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

BIMやCIMも真っ青

 

な、最新機能が満載なのです。

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リアルな都市の表現。クルマや人も動き回る

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コンペ作品のような建築物も建てられる

都市計画をリアルに3Dで建設し、道路を走るクルマや歩行者、交通渋滞などをまるでバーチャルリアリティー(VR)ソフトを見ているように表現できるのです。

また、市民一人ひとりのモデルに収入や仕事、住所や満足感といった属性が付いており、クリックするとその人がどんな気持ちでまちに住んでいるのかがわかります。時には発電所の事故や群集による争議、犯罪などの社会問題も発生します。

例えば、カジノで観光客をたくさん呼ぶまちづくりを行う際は、いきなりカジノを建設するのではありません。幹線道路のある地域にまちを立地させ、まず道路を整備して住宅や工場を建てます。

すると住民がやってきて住宅に住み着き、工場などで働き始めます。するとまちは税収が得られるようになり、発電所や上下水道、鉄道などのインフラを整備して、ようやくカジノを建設できるのです。

これだけ充実した機能を持ちながら、お値段は限定版が6800円(税込み。以下同じ)、フランス、ドイツ、イギリスの都市セットが付いたデジタルデラックス版が7800円と、大変リーズナブルです。

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まちづくりの手順。まず道路を計画する

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道路沿いに住宅地、商業地、工業地などを設定する
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住宅を建てると人がやって来て住み始め、職場に通うようになる
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インフラが整ったら、ようやく本来の目的のカジノが建てられる。横に鉄道駅を建設すると多くの観光客がやってきた

SIMCITYの進化とともに、このゲームを遊ぶためのハードも特別に用意されました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

SIMCITY推奨パソコン

 

が発売されたのです。

BTOパソコンメーカーのサイコムが発売した「G-Master SpearZ77-SC」という機種です。CPUはIntel Core i5-3570、メモリーは8GB、グラフィックボードはNVIDIA GeForce GTX660 です。

筐体内の空気の流れを考慮した設計になっており、BIMやCIMによる設計に使うワークステーションをほうふつとさせます。

同社のウェブサイトでの直販のみ行っており、価格は11万3700円(税込み)。CPUやグラフィックボードなどは追加料金を払うとアップグレードも可能です。

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SIMCITY推奨パソコン「G-Master SpearZ77-SC」(写真:サイコム)

まちづくりや都市計画を担当する技術者は、SIMCITYで事前にシミュレーションすることで、様々な事件や事故、トラブルなどを体験することができそうです。“想定外”を少しでも減らすためにもSIMCITYの腕を日ごろから磨いてみてはいかがでしょうか。

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