VRに連動!フォーラムエイトの「Up and Coming」が創刊100号に
2013年4月5日

管理人のイエイリです。

バーチャルリアリティー(VR)システム「UC-win/Road」やBIMソフト「Allplan」などを販売する土木・建築向けソフトベンダーのフォーラムエイトは、「Up and Coming」という無料の会報誌を年4回発行しています。

1991年2月の創刊時は8ページの小冊子でしたが、今では毎号100ページを超えるボリュームとなっており、隠れた「建設IT専門誌」としての地位を築いています。

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フォーラムエイトが発行する会報誌「Up and Coming」。ボリュームは100ページ以上ある(写真:家入龍太)

このUp and Coming4月1日に発行された最新号のUp and Comingは

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

創刊100号

 

を迎えたのです。

これだけのボリュームの雑誌は、出版社でも作るのは大変なことです。それをソフトベンダーである同社が創刊以来13年間、季刊や隔月でずっと発行し続けてきたのはさぞかし大変だったでしょう。関係者の皆様の努力には感心します。

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「Up and Coming」創刊100号の表紙(左)と充実した目次(資料:フォーラムエイト。以下同じ)

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巻頭の特集記事

毎号、Up and Comingが印刷されるのと同時に、同社のウェブサイトには同じ内容がアップされ、PDFファイルでまるごとダウンロードすることもできるようになっています。

例えば創刊100号の内容は、京都大学でのVRによる交通計画土木建築エンジニアのためのプログラミング入門講座といった技術的な内容から、都道府県ごとの有名橋梁を紹介する「橋百選」という連載記事、各地の補助金・助成金など総務の実務に役立つ情報を提供する「フォーラム総務」という連載など、バラエティー豊かに企画・編集されています。

私も「イエイリラボ・体験レポート」という記事を毎号書かせていただいています。

特にフォーラムエイトらしい記事の1つは、大阪大学大学院准教授の福田知弘さんによる「都市と建築のブログ」という連載記事です。世界各地の都市を写真やエピソード、建設IT関係のイベントなどでリアリティーあふれるタッチで紹介するものですが、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

取り上げた都市をVR化

 

して、同社のウェブサイト上でウオークスルーできるようにしているのです。

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「都市と建築のブログ」の記事例

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取り上げた都市はフォーラムエイトの「VR-CLOUD」でウオークスルーできる

Up and Comingのように会報誌、ウェブサイト、VRを連携させた雑誌は、ほかにあるでしょうか。現在は季刊ですが、今年の9月号からまた隔月刊に戻るそうです。これからはVRやBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)のほか、土木分野のCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)などの記事も期待できそうですね。

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