管理人のイエイリです。
建設現場では、着工前の近隣挨拶が欠かせません。新築でも改修でも道路工事でも、騒音や振動、車両の出入り、作業時間帯など、住民の生活に関わることをきちんと伝える必要があります。
ところが最近は、共働き世帯の増加や防犯意識の高まりもあって、インターホンに出てもらえないことが珍しくありません。そのため現場監督や工事担当者は、日中不在のお宅に2度、3度と足を運び、同じ説明を何度も繰り返すことになりがちです。これ、地味ですがかなり重い付帯業務なんですよね。
そんな工事関係者のお困りごとを助けようと、デフラグワークス(本社:東京都渋谷区)が新たな解決策を打ち出しました。近隣住民に工事予定を知らせる方法として、
ナ、ナ、ナ、ナント、
QRコードでの工事案内
に踏み切ったのです。(デフラグワークスのプレスリリースはこちら)
その名も「スマート近隣挨拶365」。同社の工事現場向けサービス「現場365」のメニューとして提供を開始しました。
「スマート近隣挨拶365」の使い方はシンプルです。工事前にQRコード付きの案内を近隣住民に手渡しし、不在の場合はポストに投函します。住民はそのQRコードをスマートフォンで読み取ると、現場専用のデジタル掲示板にアクセスできます。
掲示板には、工事概要や工期、作業時間帯、注意事項に加え、工事の進捗を伝える動画や現場担当者からのメッセージも掲載できます。
工期変更や作業内容の調整があっても、掲示板の情報を更新すればよく、一度配った紙を差し替える必要がない設計です。従来の近隣挨拶の流れに、そのまま組み込めるのがうまいところですね。
しかも現場側では、挨拶動画にアクセスしていないお宅も把握できるため、再訪すべき先を絞れるのも見逃せません。やみくもに何度も回るのではなく、必要な相手に絞ってフォローできるわけです。
これに加えて、QRコード活用によって、
顔が見える対応
ができるのもこれまでにないメリットです。
動画で現場担当者の顔と声が伝わると、住民から見た工事が「よく分からない存在」から「人が関わっている現場」に変わります。これはクレーム抑止の面でも効きそうですし、近隣とのコミュニケーションの質も変えてくれそうです。
デフラグワークスでは今後、挨拶動画の視聴を起点にした粗品提供や、利用されていない近隣の駐車スペースを現場で活用できる仕組み、さらには将来的なリフォーム・修繕・建て替え相談につながる展開まで視野に入れているとのことです。
近隣挨拶は、これまで「必ずやるが、できれば手間を減らしたい仕事」でした。しかし「スマート近隣挨拶365」は、それをただのコストで終わらせず、情報共有や信頼づくり、さらには新たな価値を生み出す接点へと変えようとしています。
同社の「現場365」ではこのほかにも、道路使用許可申請や現場事務所探し、作業員宿舎、駐車場の手配など、手間ひまのかかる業務をDX化するサービスを展開しています。こうした現場のこまごました雑用を減らせれば、限られた現場担当者も本来の工事業務に集中しやすくなり、生産性向上や時短にも役立ちそうですね。






















