佐賀県武雄市のデジタルツインを構築し浸水・避難シミュレーション提供
2024年3月5日

佐賀県武雄市のデジタルツインを構築し浸水・避難シミュレーションを提供
~SAJスマートシティ研究会にて武雄市の人流データプラットフォームを開発・リリース~

株式会社フォーラムエイト(本社:東京都港区港南2-15-1、社長:伊藤裕二、URL:https://www.forum8.co.jp)は、会員企業として参画する一般社団法人ソフトウェア協会(以下、SAJ)のスマートシティ研究会にて、佐賀県武雄市(市長:小松政 氏)における、独自の人流データプラットフォーム開発に取り組み、当該サービスをリリースいたしました。

SAJでは武雄市との包括連携協定を締結しており、フォーラムエイトを含めた7社がSAJスマートシティ研究会のコンソーシアムとして参加しています。弊社は、この協定に基づくSAJと武雄市のアイデアソン/ディスカッション/ワークショップ参加や、武雄市への視察・社員旅行などを通して、同市との関係を深めてきました。

 

▲佐賀県武雄市とSAJの包括連携協定締結式、武雄市での視察、ワークショップの様子
(出典:SAJホームページ)

本サービスはこれらのコンソーシアム企業7社によるサービスとデータを連携させる取り組みとなっており、開発した人流データプラットフォームは、以下の各社システムがデータ基盤で統合されています。この中でフォーラムエイトは、PLATEAUを活用してUC-win/Roadで武雄市のデジタルツイン環境を構築し、氾濫解析やEXODUSによる避難解析結果を可視化することで、武雄市内の浸水・避難シミュレーションを提供しています。

  • 災害シミュレーション(株式会社フォーラムエイト)
  • データ収集のための人流分析カメラシステム ※1(ネクストウェア株式会社)
  • 多言語情報サイト(株式会社システムシンク)
  • 流動人口データ ※2(株式会社Agoop)
  • デジタルサイネージ(株式会社ビーティス)
  • 進行管理・移動検索コンテンツ(株式会社ヴァル研究所)
  • データ基盤開発(株式会社オープンストリーム)

※1 カメラ画像は自動分析後、直ちに破棄します。分析後のデータに個人情報は含まれません(ネクストウェア株式会社)

※2 スマホアプリより承諾を得たユーザーからのみ位置情報を取得しており、氏名や年齢等の個人情報は収集せず、プライバシー保護として位置情報から個人が特定できないように秘匿化処理をしたデータです(株式会社Agoop)

▲人流データプラットフォームの全体像

武雄市では、国内外の観光客の増加やコロナ禍以降の状況変化をふまえ、人気観光スポットへの集中や混雑、渋滞といった課題があり、回遊性を高めるコンテンツを用意し、武雄市の魅力が体験できる施策として、2023年7月に本プロジェクトの公募を開始し、SAJスマートシティ研究会の提案が採択された経緯があります。今後、本サービスで得られたデータをもとに、人流の増減を考慮した水害や避難所の分析、交通や地域の課題解決などへの活用が予定されています。

フォーラムエイトは、今後もスマートシティ研究会を通して、さまざまな分野で武雄市のデジタル化を推進し、スマートシティの実現を支援していきます。また、同市をモデルケースとして、他の自治体においても、地域課題の解決に貢献していく方針です。

▲観光用スマホサイトから避難地点別に視聴できる多国語対応の災害シミュレーション動画

【関連情報】

▼一般社団法人ソフトウェア協会(会長:田中邦裕氏 さくらインターネット株式会社 代表取締役社長)
https://www.saj.or.jp/
▼SAJスマートシティ研究会(主査:菊池宗史氏 株式会社ヴァル研究所 代表取締役)
https://www.saj.or.jp/committee/seisaku/smart_city.html
▼フォーラムエイトのXRソリューション
https://vr.forum8.co.jp/

詳しくは、フォーラムエイトのウェブサイトで。

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