予選選考会結果発表
VR・クラウド・最新AI技術を駆使して、技術力と新規性のある作品を期待
7月10日にボストンのMIT ILPと東京オンライン会議で審査員による予選選考会が実施されました。国内外より多数の応募が集まり、過去最多の34チームのエントリーが決定しました。今後は作品制作・提出およびノミネート審査を経て、11月のデザインフェスティバル2024-3Daysで最終審査と表彰式が行われます。
各チームのプロジェクト目標が明確で、多数のチームで作戦まで良く練られていると見受けられました。予選選考会では審査員の意見交換を行い、各チームへのフィードバックを個別に行っております。VR、クラウドまた最新のAI技術などを駆使して各チームから、技術力と新規性のある作品を期待しております。
▲7月10日に行われた予選選考会の様子
審査員:左から福田知弘氏(審査委員長)、ペンクレアシュ・ヨアン氏、楢原 太郎 氏
概要
テーマ:未来を拓く:メタバースとデジタルツインの革新
Enabling the Future: Innovations in Metaverse and Digital Twin
学生クラウドプログラミングワールドカップ2024で未来への第一歩を踏み出そう!
『未来を拓く:メタバースとデジタルツインの革新』というテーマで、学生の皆さんを従来のコーディングの枠にとらわれない世界へとお誘いします。メタバースとデジタルツイン技術の最先端の領域を探求し、プログラミングが画期的な進歩をもたらす未来を思い描いてください。没入型学習環境から自動運転の統合まで、このコンペティションは、明日の可能性を形作るソリューションの開拓に挑戦します。コードの一行一行が未来のキャンバスを描く、この冒険に参加しませんか?未来が待っています!
サブテーマ
作品のサブテーマとして、以下のような例がありますので、方向性の参考にして下さい。
- メタバース社会インタラクションエコシステム:
メタバース内での社会的な対話を促進し、協力とコミュニティ参加を促進するための革新的なプラットフォームとアプリケーションを開発してください。 - 都市計画のデジタルツインソリューション:
デジタルツイン技術を都市計画、インフラ開発、持続可能な都市管理にどのように応用できるかを探求してください。 - メタバース内の没入型学習環境:
メタバース内での教育体験を創出し、デジタルツインの概念を活用して没入感ある対話型学習環境を提供してください。 - 仮想世界における健康とウェルネス:
メタバース内で健康促進に貢献するアプリケーションを設計してください。例えば、フィットネスプログラム、メンタルヘルスサポート、仮想ヘルスケアソリューションなどが考えられます。 - 仮想商取引と経済:
メタバース内での仮想商取引、デジタル通貨、経済システムに対する革新的なアプローチを模索してください。 - エンターテインメントとゲーム体験:
メタバース内での魅力的で対話型のゲームやエンターテインメント体験を開発し、仮想現実とデジタルツインの統合の枠を広げてください。 - デジタル表現とアバター:
デジタルアバターを創造し、カスタマイズする新しい手法を試してください。メタバース内でのユーザー表現と個人化を向上させます。 - 環境モニタリングとシミュレーション:
デジタルツイン技術を使用して環境のモニタリングとシミュレーションを行い、気候変動や持続可能性に関連する現実の課題に取り組んでください。 - メタバースにおける自動運転:メタバース内での自動運転技術の統合を探求し、自動運転車やスマート交通システムのシミュレーションを含めてください。
- 交通シミュレーションとマネジメント:
メタバース内での交通流のシミュレーションと管理のソリューションを開発し、輸送システムを最適化し混雑を最小限に抑える方法を模索してください。
【貸与対象ソフトウェア】
- ■UC-win/Road、UC-win/Road SDK(開発キット)
3DVRソフトUC-win/Roadおよびアプリやオプション作成を可能にするための開発キット。新たにPythonによるプラグイン開発に対応。 - ■Shade3D、Shade3D SDK(開発キット)
統合型3DCGソフトShade3Dの高いパフォーマンスの追加機能をC++言語によって開発可能。
- ■F8VPS(FORUM8バーチャルプラットフォームシステム)
3DVR空間とアバターを介したコミュニケーションツールを用いて、バーチャルオフィス・ショールーム、イベント・工場見学、作業訓練や業務管理など、目的に合わせたメタバースの作成・編集が可能。 - ■スイート千鳥エンジン®
国産クロスプラットフォーム3Dゲームエンジン。Windows版・iOS版ライブラリに対応。制作効率化ツールにエディター機能追加。
【開発環境】
■UC-win/Road SDK:Delphi、C++、Python、JavaScript
■Shade3D SDK:C++
■VR-Cloud® SDK:Delphi、Angel Script
■a3s SDK:Delphi、C/C++
■スイート千鳥エンジン®:Visual Studio 2019
C#、C++、JavaScript、java、Pascal、Python、Fortran、Ruby、R言語等で開発したシステムの組込みや連携も対象とします。
審査員
-
CPWC審査委員長福田 知弘 氏
大阪大学大学院工学
研究科 准教授 -
佐藤 誠 氏
東京工業大学 名誉教授
-
楢原 太郎 氏
ニュージャージー工科大学
建築デザイン学部 准教授 -
ペンクレアシュ・
ヨアン 氏フォーラムエイト執行役員
開発シニアマネージャ