VR/AR×BIM活用で建設DXを加速|STUDIO55・三建設備・Reviztoが現場検証
2025年7月7日

VR/AR×BIM活用で建設DXを加速|STUDIO55・三建設備・Reviztoが現場検証を共同実施

実施工現場を通じた連携体制でBIMの普及と現場の技術革新に貢献する取組を展開

株式会社メタリアル(本社:東京都千代田区、代表取締役:五石 順一)グループで、CG・VR・BIMを用いたプレゼンテーション・デザインサポートを提供する株式会社STUDIO55(本社:東京都渋谷区、代表取締役:木村 宏樹、以下、STUDIO55)は、このたび三建設備工業株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:松井栄一、以下、三建設備工業)およびRevizto SA(本社:スイス・ローザンヌ、CEO:Arman Gukasyan、以下、Revizto)と、施工図 BIM の VR(仮想現実)および AR(拡張現実)化による施工管理手法の確立に向けた協力に関する協力体制を 2025 年 7月 1 日に構築しました。 本協力体制により、3 社はそれぞれの専門知識と技術を持ち寄り、建設現場における BIM 活用を一層進化させ、生産性向上と品質確保に貢献してまいります。

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協力体制での主な取り組み

1. VRを活用した施工図の事前確認

今回の協力体制では、施工図BIMをVR空間で活用する手法の確立に注力します。具体的には、3D空間にアバターとして入り込み、機器類やバルブなどの位置関係を身体的な感覚でチェックすることを可能にします。特に、バルブのハンドルの向きなど、使い勝手に直結する要素は、従来のモニター上での3D画面では事前の確認が困難でした。REVIZTOのゲームエンジンを基盤とした優れた3D処理能力は、この課題解決に大きく貢献すると当社は確信しており、これがREVIZTOを採用した理由の一つでもあります。VRによる事前確認は、現場での手戻りや再加工を削減し、施工品質の向上に繋がります。

2. ARを活用した現場情報の可視化

ARの活用では、建築図面ではBIM化しづらい、あるいは記載されていない情報(仮置き材料、仮設用足場、構造図にない補強材、スライディングウォール用指示材、天井吊りモニターの天井内指示材、隠蔽シャッターボックスなど)を、現実空間と施工図BIMとを合成することで仮想的に事前チェックすることを可能にします。これにより、現場での予期せぬ調整や手配を減らし、工程の円滑な進行を支援します。

3. 共同検証とフィードバック体制

三建設備工業は、実際の建設プロジェクトにおいてこれらのVR・AR技術の検証を行い、その結果をREVIZTOおよびSTUDIO55にフィードバックすることで、改善のためのウィッシュリストアップや運用方法の改善提案を共同で行ってまいります。3社が連携し、BIMを核とした次世代の施工管理手法を確立することで、建設業界全体のデジタルトランスフォーメーションを牽引していく所存です。

ニュースリリース

三建設備工業様のプレスリリースはこちら

詳しくはSTUDIO55のウェブサイトで。

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