Vectorworks活用事例●武蔵野美術大学 造形学部 建築学科 布施茂/飯島裕也
2025年10月27日

JDNレポート Vectorworks活用事例

武蔵野美術大学 造形学部 建築学科
布施茂/飯島裕也

JDN「ジャパンデザインネット」2025年7月16日掲載

連載シリーズ「Vectorworks活用事例」は、設計に携わる方々にとって空間をつくる上で欠かせないツール「Vectorworks」を、どのように利用しているのかを紹介してきた。

今回は、建築設計やデザインを学ぶ学生と、その教育に携わる教職員や教育機関向けに提供している「教育支援ライセンス」をピックアップ。同ライセンスを活用する、武蔵野美術大学 造形学部 建築学科にインタビューをおこなった。

お話をうかがったのは、建築学科教授の布施茂先生と、大学院修士2年生の飯島裕也さん。個人宅から公共建築まで多数の作品を手がけ、現在は、大学創設100周年プロジェクトにも携わる布施先生と、修士課程に在籍しながら実践的な学びを深める飯島さんに、Vectorworksの使い方をうかがった。

建築家を養成してきた、美術大学における建築学科

インタビュー取材をおこなった武蔵野美術大学 鷹の台キャンパスは、東京の郊外、小平市に位置する。同大学の名誉教授で、文化勲章も受賞した建築家・芦原義信先生によるマスタープランのもとに設計・建設、1961年に開設された。
およそ11万m2もの自然豊かな敷地内には、本館(現:1号館)や中央広場、デザイン棟(現:7号館)など、国際的な学術組織であるDOCOMOMO Japanの「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選定された建物が点在。ここで絵画、彫刻、デザイン、建築、映像など幅広い学科の学生たちが学んでいる。まずは布施先生に、建築学科での学びやカリキュラムの特徴についてうかがった。

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