石川県輪島市がSAG賞を受賞、GIS先進活用を評価
2026年7月19日

石川県輪島市が、米Esri社主催の第46回Esriユーザー会で「SAG賞」を受賞。平時からの全庁的なGIS活用と専門人材の知見を生かし、能登半島地震での調査・復旧業務を迅速化した取り組みが高く評価された。

受賞の発表

GIS(地理情報システム)パッケージソフトウェア国内最大手(※1)のESRIジャパン株式会社(東京都千代田区:代表取締役社長:桑山 智行、以下「ESRIジャパン」)は、7月13日(月)~7月17日(金)に米国サンディエゴ国際会議場とオンラインのハイブリッド形式で開催中の「第46回 Esriユーザー会」(※2)の席上、石川県輪島市(以下、「輪島市」という。)が「SAG賞(Special Achievement in GIS Award)」を受賞したことを発表した。

Esriユーザー会とSAG賞について

今年で46回目を迎えた「Esriユーザー会」は、米国サンディエゴ国際会議場とオンラインのハイブリッド形式で開催され、世界各国から約16,000人が参加した。「SAG 賞」は、米Esri社が世界73万以上のArcGISユーザーである企業や政府機関、自治体、教育・研究機関の中から、先進的かつ革新的なGISの導入および活用によってコミュニティや社会の変革に貢献したと認める団体を表彰するもの。

輪島市の取り組み

輪島市は、2007年の能登半島地震を契機に自治体サイトライセンスを導入し、平時から共通GIS基盤の整備・活用と、実務経験を備えたGISプロフェッショナルの育成を進めてきた。2024年の能登半島地震および奥能登豪雨では、これまでに築いた基盤と人材・人脈を生かし、防災科学技術研究所、兵庫県立大学、ESRIジャパンからの技術支援を受けながら、ArcGIS DashboardsやArcGIS Survey123を活用して、応急危険度判定、被害認定調査、応急仮設住宅建設、水道復旧、避難所管理などを迅速に実施した。紙による調査からデジタル調査へ移行したことで調査速度が大幅に向上し、被害状況や業務進捗をリアルタイムに共有できるようになり、部局間や外部支援者との情報共有も円滑になった。

受賞の評価ポイント

今回の受賞は、地震多発国である日本において、災害対応力の向上に加え、復興に向けた迅速な意思決定と持続的なまちづくりに貢献し、他自治体にとって災害対応の先進モデルとなる取り組みとして高く評価されたことによる。

参考:2026年の主な「SAG賞」受賞団体

  • アメリカ海洋大気庁(NOAA)国立水資源センター(米国)
  • エジプトガス公社(エジプト)
  • ナショナル・ブロードバンド・アイルランド(アイルランド)
  • 災害・緊急事態管理庁(AFAD)(トルコ)
  • ポーランド国防省(ポーランド)、他(順不同)

「SAG 賞」受賞者リスト一覧(英文)

※1 デロイト トーマツ ミック経済研究所「ビジネス・アナリティクス市場展望2022年版」

※2 「第46回 Esriユーザー会」=「2026 Esri User Conference」:世界各国から約16,000人が参加。2026年は7月13日(月)~7月17日(金)に、米国サンディエゴ国際会議場とオンラインのハイブリッド形式で開催

詳しくは、ESRIジャパンのウェブサイトで。

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