分家工業、トプコンのmmGPSで“途切れない”切削・オーバーレイ施工の効果
2026年8月31日

富山県射水市の分家工業株式会社が、トプコンのmmGPS切削・オーバーレイシステムを導入。GNSSとゾーンレーザーで高精度かつ“途切れない”施工を実現し、生産性・安全性・社内連携を高めた事例。現場の懸念を解消し、若手育成や情報共有にも波及した。

マシンコントロールシステム活用事例 mmGPS切削・オーバーレイシステム

分家工業株式会社は、舗装・営繕・土木を事業の柱に、公共工事から地元の民間工事まで幅広く手掛ける地元屈指の建設会社。トータルステーション方式のグレーダーMC施工で課題を感じICT施工に不信感を抱いていたが、GNSSの位置情報とゾーンレーザーで高さ精度を補完するトプコンのmmGPSがその空気を一変させた。同社は3D-MC mmGPSフィニッシャー『P-53 mmGPS』と3D-MC mmGPS切削機『M-53 mmGPS』を導入し、その経緯と効果を語った。

「ICTはいらない」から「これだ」へ

前田工務主任:トータルステーション方式では、人やダンプが視通を遮ると自動追尾が途切れ、再捕捉のたびに作業が中断した。現場が止まってしまう印象しかなかった。

高嶋営業部長:追尾が外れるたびにプリズム探しの繰り返しでストレスが大きく、生産性も上がらなかった。

堀江社長:私自身も反対派で、「ICTはいらない。邪魔だ」と思っていた。

出前相談会・試乗会を経て導入の決断

高嶋営業部長:2024年12月のトプコン出前相談会で相談し、2025年6月の試乗会を経て、mmGPSが当社の課題を解消できると考えた。

前田工務主任:試乗会でGNSSを使うmmGPSを体験し「これならできる」と確信。「今やらなくては」と社長に提案し、先行して経験を積むべきだと判断した。

堀江社長:トータルステーションからGNSSへと考えが切り替わった瞬間の「これだ」というひらめきと熱意が、会社全体のICT推進につながった。

初施工の手応え:施工は一切“途切れない”

前田工務主任:mmGPSで2025年8月に切削、10月に舗装した現場では、施工中の中断は一切なかった。ダンプが建機の前を横切っても問題なく、最も懸念していた追尾切れの不安が解消された。

効率化に加えて安心・安全も向上

多喜工務主任:フィニッシャー操作でmmGPSの正確な数値を見ながら施工できるのが安心。切削前マーキングでも数字を書かず、後方の受光器で高さ確認ができて便利。

杉谷工事部長:mm単位の精度で建機を動かせる技術の進歩に驚いた。省力化だけでなく、安全性を高める要素にもなると感じている。

社内コミュニケーションの変化

高嶋営業部長:ICTツールを介してベテランと若手が同じ情報を共有し、同じ舞台で取り組めるようになった。mmGPSがコミュニケーションツールにもなっている。

多喜工務主任:キャリブレーションの測定結果と機械の動きを理解して話し合うことで、学びの共有が活発になり、若手同士やベテランとの対話が進んだ。

今後の展望

堀江社長:現場は変化し続ける。求められたことを均一に施工できるICTはさらに発展・飛躍する。未来を創るのは人であり、テクノロジーを受け止め人も成長し、得た技術や経験を未来の現場へつなげていく。

インタビュー対象者

  • 代表取締役社長 堀江新一郎 様
  • 工務主任 前田誠 様
  • 営業部長 高嶋茂樹 様
  • 工事部長 杉谷政宏 様
  • 工務主任 多喜涼 様

ユーザー情報・使用機種

ユーザー名:分家工業株式会社

URL:https://bunke.co.jp/

使用機種:3D-MC mmGPSフィニッシャー P-53 mmGPS/3D-MC mmGPS切削機 M-53 mmGPS

『切削・オーバーレイシステム』の詳しい情報はこちらをご覧ください。

詳しくは、トプコンのウェブサイトで。

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