構造モデラー+NBUS7 Ver.4.3 テキスト入出力・多重起動・配置リスト
2026年8月31日

RC/SRC/S/CFT造建物の一貫構造計算「構造モデラー+NBUS7」Ver.4.3(構造モデラーシリーズ Ver.2.3.3.0)を2026年8月26日に公開。テキスト形式入出力(.KZME)、多重起動、プロパティ配置リスト先行公開などを搭載し、各機能を改良した。

Ver.4.3(構造モデラーシリーズ Ver.2.3.3.0) 概要

テキスト形式ファイルの読込み・書き出し機能、多重起動対応、プロパティ配置リストの一部先行公開ほか、日々の声を反映した機能改良を行った。

テキスト形式ファイルの読込み・書き出し機能

入力データのテキスト形式ファイルの読込み・書き出しに対応。適用範囲は、建物データ・計算条件・荷重条件など計算に関係する入力データ。拡張子は*.KZME

  • タブ区切りの定義:テキストデータはタブ区切り形式で、テキストエディタやMicrosoft Excelなどで開ける。各パラメータは項目ごとに縦方向に整理され、はりの上端レベルや継手位置、柱・はり端部接合状態などを一括確認・編集できる。WinMergeなどのテキスト比較ツールでも差分を容易に確認可能。
  • 分かりやすいレコード名と項目名:各レコードはヘッダ行とデータ行で構成。ヘッダ行にはレコード名と項目名が日本語で記載され、対話形式入力画面の項目名と同じまたは類似のため、入力シートやダイアログとの比較・確認が容易。
  • オンラインに公開されたヘルプとサンプルデータ:入出力機能に関するヘルプとサンプルデータをオンラインに公開します。ファイル形式のテキスト化とオンライン公開により、AIツールによるデータ構造の理解や連携が飛躍的に容易になり、手作業に比べた効率化・省力化が期待できる。

多重起動

構造モデラーおよび計算結果ビューア「NOUT」の多重起動に対応。以下の操作が可能になる。

  • データのコピー(例:物件Aから物件Bへのコピー)
  • 入力値の確認比較(例:類似物件との比較)
  • 計算結果の比較(例:計算条件が異なるデータの比較を1つの画面で比較)
  • 複数データの同時計算(例:計算条件が異なるデータを夜間に計算し、翌日には比較可能状態)

多重起動可能なソフトウェア数はそれぞれ5つまで。スタートメニューやデスクトップの「構造モデラー シリーズ」から起動し、2つ以上起動すると多重起動モードとなる。多重起動時はタイトルバーに起動番号を表示。Revitから構造モデラー+Revit Op.で起動する場合は、最初に起動した構造モデラーのみ連携対象。2台目以降はRevitから起動・連携できない。

プロパティ配置リストを一部先行公開

配置部材に対して入力されたプロパティを一覧で確認・編集できるプロパティの配置リストに対応。以下が可能になった。

  • 一括確認:1つ1つのデータを開かずに一括で確認可能
  • 一括変更:変更作業を一括で実行可能
  • テキスト入力の認識状態の確認が可能

配置された部材すべてが表示され、一部材につき一行。配置リストは配置済み部材の表示のため、行の追加・削除は行えない。直接入力がある箇所は背景色が変わり、直接入力の有無を一目で確認できる。

部材プロパティの配置リストの起動

  • [部材]タブ → [属性配置] → [プロパティ配置] → [部材プロパティの配置リスト(柱)]
  • [部材]タブ → [属性配置] → [プロパティ配置] → [部材プロパティの配置リスト(はり)]

構造プロパティの配置リストの起動

  • [構造モデル]タブ → [構造モデル] → [構造プロパティ配置] → [構造プロパティの配置リスト(柱)]
  • [構造モデル]タブ → [構造モデル] → [構造プロパティ配置] → [構造プロパティの配置リスト(はり)]

先行して、柱とはりについて部材プロパティの配置リストと構造プロパティの配置リストを公開。今後も対応できた部材について順次公開予定。

その他の機能改良項目

日々、ご利用の皆様の声から以下の機能改良を行った。

No. 分類 内容 備考
1 入力 [CAD下図を開く]コマンドに反転機能を追加
2 入力 Sはりのみぞ形鋼に向きを追加 横向きに対応。
3 重量計算 節点重量計算時の端部接合状態の扱いを追加 BUS-6での扱いを再現可能にすることで、計算結果の相違を緩和
4 重量計算 壁・雑壁の重量の扱いを追加 伝達方向や加算方法などを追加。BUS-6との計算結果の相違を緩和
5 重量計算 スラブ重量の内訳追加 小ばりや外周スラブの出による重量を出力
6 重量計算 Sはり外周スラブの出の扱いを追加 RC造はりと同様に構造心からはり外面まで指定できるように追加
7 重量計算 基礎重量に「略算法」を追加 「精算法」との比較検証が可能
8 荷重計算 風圧力計算に「考慮しない」を追加
9 断面計算 Sはりのみぞ形鋼の断面係数Zの変更 向きを考慮した断面係数Zに変更 10 出力 図形式ウィンドウの表示設定を維持 一度設定した表示設定を以後の操作でも維持し、操作の手間を軽減 11 出力 準備計算 節点重量一覧.csvに基礎重量の内訳追加

詳しくは公開時のリリースノートをご確認ください。

※「構造モデラー」、「+NBUS7」は、株式会社構造システムの著作物であり、著作権およびその他の権利は株式会社構造システムに帰属する。

詳しくは、構造システムのウェブサイトで。

(Visited 1 times, 1 visits today)
関連記事
Translate »