「ThinkStation完全検証 ~CS6 & ThinkStation C30の驚くべき実力」を公開
2012年6月18日

現在のハイビジョンの4倍以上の画素数となる5K動画に対して、カラーグレーディング処理をはじめとした編集作業をThinkStation C30で行い、そのハイパフォーマンスぶりを実感した。今回は予告どおりAdobe® Creative Suite® 6(以下、CS6)のAdobe® After Effects® CS6でそのパフォーマンスを検証した。今回も高解像度動画のノウハウをたっぷり持つ東京・両国の電報児からのレポートをお届けする。

ThinkStation C30
使用したマシンの構成
ワークステーション名 ThinkStation C30
CPU インテル® Xeon® プロセッサー E5-2680
(2.7GHz/8コア)デュアル
メモリー 24GB ECC UDIMM メモリー
HDD 250GB SATA HDD
1TB SATA HDD(データ用)
グラフィックス NVIDIA Quadro 5000グラフィックス
OS Windows 7 Professional 64bit
モニター ThinkVision LT2452p 24インチモニター(メイン)

処理時間が20分の1に!

まずはThinkStation C30とAdobe® After Effects® CS6で行った処理時間と、以前の機種の処理時間を見ていただこう。

Adobe(R) After Effects(R) による映像処理時間の比較

比較に使った旧機種は3年前の他社製モデルで、CPUにクアッドコアで2.26GHz動作のインテル® Xeon® プロセッサーを搭載。16GBメモリー、グラフィックにNVIDIA® GeForce® GT 120という組み合わせ。ソフトウェアも以前のAdobe® After Effects® CS5となる。

行った処理は、「Red EPIC」で撮影した5K解像度(5120×2700ドット)のR3D形式のRawファイルからさまざまな映像処理を加えて、1920×1080ドットのいわゆるフルHD解像度にクロップ&リサイズし、QuickTime アニメーション形式に変換した。

さまざな映像処理とは「輝度マットカラーグレーディング」で、3段階に渡る処理である。

まず、撮影した素材から輝度をベースに、明るい部分と暗い部分が認識できる白黒マットを作成、その白黒マットをベースに合成。全体の暗い部分の明るさを調整する。

次に、同様に輝度をベースにして白黒マットを作成、それを反転し今度は明るい部分をベースに合成しカラーグレーディングを行う。

最後に、映っている女性の顔の部分をマスクで囲い、描画モードを使い合成、顔に陰をつける演出を行う。

ここまでの処理を高解像度のまま、1コマ1コマに施しているのだから計算処理量は膨大なものだと想像できる。この非常に重い処理をThinkStation C30は従来の20倍の速さで処理してしまったのだ。

 
行った作業は白黒マットを作成して合成するカラーグレーディングと、女性の顔に陰をつける演出を行った。 

続きは、レノボ・ジャパンのウェブサイトで。

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