PAL計算用BIMガイド、ArchiCAD編とGLOOBE編を公開
2012年6月5日

省エネルギー計算ソフトウェア「SAVE-建築」「SAVE-PAL」のIFC
※連携を支援する「PAL計算に連携するためのBIMモデリングガイド」「ArchiCAD15編」、「GLOOBE 2012編」を公開

 このたび、株式会社建築ピボット(本社:東京都文京区 代表取締役社長:千葉貴史)は、建築物(非住宅)の省エネルギー計算ソフトウェア「SAVE-建築」及び「SAVE-PAL」のIFC連携を支援するための解説資料「PAL計算に連携するためのBIMモデリングガイド」の「ArchiCAD15編」と「GLOOBE 2012編」をホームページに公開いたしましたので、下記の通りお知らせ申し上げます。

 「SAVE-建築」及び「SAVE-PAL」には、IFC連携機能があります。他社BIMソフトで作成したIFCファイルから建物形状(方位、階、部屋、開口)を読み込むことができ、PAL計算での入力作業を軽減することができます。弊社では、より正確なIFC連携をしていただくために、解説資料「PAL計算に連携するためのBIMモデリングガイド」を作成、公開しています。このたび、「ArchiCAD15編」と「GLOOBE 2012編」を弊社ホームページのダウンロードセンターに公開しました。

■弊社ダウンロードセンターのURL→ http://support.kozo.co.jp/download/index.php?p2=144

※ファイルのダウンロードにはログインが必要です。

 20120605-Pivot01.jpg
「SAVE-建築 Ver.2」および 「SAVE-PAL」の画面 (PAL 計算の画面)

モデリング方法、注意点、連携ルールなどを解説

 「PAL計算に連携するためのBIMモデリングガイド」の「ArchiCAD15編」と「GLOOBE 2012編」では、 「ArchiCAD15」と「GLOOBE 2012」それぞれにについて「SAVE-建築」及び「SAVE-PAL」に連携するための モデリング方法、注意点、連携ルールについて解説しています。 IFCファイルを経由して連携するオブジェクトの要素を挙げ、それぞれについての注意点や、IFCファイルの 書き込み手順、インポート手順について解説しています。よりスムーズな連携を支援することで、建築設計業務の効率化、高度化に寄与することを目指します。

※IFC について
 IAI(International Alliance for Interoperability)が定義する、建物を構成する全てのオブジェクト(例えばドア、窓、壁などのような要素)のシステム的な表現方法の仕様です。これらの仕様をIFC(Industry Foundation Classes)と呼び、アプリケーションで用いるプロジェクト・モデルのデータ構造も合わせて提示しています。詳しくは、IAI 日本ホームページを参照して下さい。http://www.iai-japan.jp/mission/whats_ifc.html

「SAVE-建築 Ver.2」、「SAVE-PAL」の概要

  • 省エネルギー措置の届出で提出が必要な「省エネルギー計画書」の作成を支援します。
  • 建築物(非住宅)について、外皮(屋根、壁、窓)の熱的性能と設備(空調、換気、照明、給湯、昇降機) の評価について省エネルギー法に基づいた計算を行います。
  • 評価方法は、性能基準と仕様基準の両方に対応しています。
  • 計算対象の全用途に対応し、複合用途の計算も可能です。
  • PAL計算では、意匠的な検討と省エネルギー計算が同時におこなえるので、「省エネルギー計画書」作成だけでなく、省エネルギーシミュレーション、設計検討にも活用できます。
  • 「SAVE-PAL」は、外皮の性能基準(PAL計算)に機能を絞った製品です。 (※PAL:Perimeter Annual Load、年間熱負荷係数)

準拠している基準等

  • 「建築物の省エネルギー基準と計算の手引 新築・増改築の性能基準(PAL/CEC)」
  • 「建築物の省エネルギー基準と計算の手引 新築・増改築の仕様基準(ポイント法)」
  • 「建築物の省エネルギー基準と計算の手引 新築・増改築の仕様基準(簡易なポイント法)」 (上記全て 財団法人 建築環境・省エネルギー機構 発行、平成21年省エネルギー基準対応)
  • 「改訂 拡張デグリーデー表」
    ※上記図書に準じた計算に必要なデータは本ソフトウェアに含まれていますが、図面からの各入 力項目の拾い方、届出書の作成方法等につきましては上記図書をご参照下さい。

省エネルギー計算ソフトウェアSAVEシリーズについて

 エネルギー資源の有効利用を図り、国民経済の負担を緩和する、また、地球温暖化対策の一層の推進のために、省エネルギー対策の強化を図ることが求められています。

 省エネルギー計算「SAVEシリーズ」は、省エネルギー法で規定される建築物・住宅に係る届出義務、さらには省エネルギー設計に関わる様々な設計支援を行うソフトウェアです。

  • SAVEシリーズのラインナップ
    「SAVE–建築」 (建築物(非住宅)の省エネルギー計算ソフトウェア)
    「SAVE–PAL」 (建築物(非住宅)の外皮性能基準、PAL計算ソフトウェア)
    「SAVE–住宅」 (マンションや戸建住宅の省エネルギー計算ソフトウェア)
    「SAVE–Q値μ 値」 (マンションや戸建住宅の外皮性能基準、Q値、μ 値計算ソフトウェア)
  • 「SAVE」の由来
    「SAVE」の由来は「SAVE Energy」です。

■「SAVEシリーズ」の詳細については弊社ホームページをご参照ください。
http://www.pivot.co.jp/product/program/save/index.html

会員制度

省エネルギー計算ソフトウェア「SAVE-建築」、「SAVE-PAL」、「SAVE-住宅」、「SAVE-Q値μ 値」を利用するためには、「省エネルギー計算プログラム利用者の会」への入会が必要です。
日本の省エネルギー施策の今後を考えると、法律、基準などの見直しが行われる可能性が考えられます。
温室効果ガス削減にとどまらず、東日本大震災後は、電力供給の低下もあり、建物の省エネルギー性能はますます重要になってきています。利用者は、会員制度によって常に最新のソフトウェアを利用でき、軽微な改訂の時には、新たな費用を負担せずに対応ソフトウェアを入手することができます。また、サポートや省エネルギー設計に関する情報などを受けることができます。

本件に関するお問合せ先
株式会社建築ピボット セールス&マーケティング部 担当:井出哲也 E-mail:ide@pivot.co.jp
TEL:03(3268)8071 FAX:03(3235)6725

建築ピボットについて
建築ピボットは、CAD、建築計画、環境設計など建築に関連するソフトウェアの開発・販売を行なう企
業です。弊社に関する詳細な情報は、Web サイト http://www.pivot.co.jp/ でご覧いただけます。

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