クラウドベースの3次元モデル シミュレーション製品を発売
2012年9月18日

オートデスク、クラウドベースの3 次元モデル シミュレーション製品を発売

~ さまざまなシミュレーションを少ない負担で利用可能に ~

オートデスク株式会社(本社:東京都中央区、社長:ルイス・グレスパン)は、3 次元設計モデルのシミュレーション機能をクラウドで提供する「Autodesk® Simulation 360」(オートデスク シミュレーション 360)を 9 月 15 日から発売します。

 

【作業実行の様子(英語版)】

当社は、「より良い世界を作り出すアイデアの創出とその実現をデザインテクノロジーで支援する」というビジョンのもと、2011 年から製造・建築・土木や他の業界向けにクラウドサービス「Autodesk 360」を提供開始し、顧客のデータ管理やコラボレーション機能、レンダリング機能などを提供してきました。

製品開発においては、さまざまな種類の新製品案が比較検討され、発売される製品が決定されています。設計段階においても、求められる機能や性能がシミュレーションによって数値化され、選択の判断材料となっています。近年では製品の機能や性能が高度化し、バリーエションも広がる傾向にあることから、シミュレーションを行う高性能な設備と時間が足りず、設計者の業務効率とスケジュールのバランスを取ることが難しい状況が見られます。

これに対して今回提供する Autodesk Simulation 360 は、高性能のハードウェアと専門ソフトウェアをクラウドで利用できるため、大きな設備投資をしなくても高度なシミュレーション機能を使用することができます。また、通常デスクトップ環境では 1 つのシミュレーション作業しか行えませんが、本製品は複数種類の解析作業を同時に実行することができます。これにより、設計者は結果を待つ間に通常業務を行い、デスクトップ環境よりも早いタイミングで結果を検討することができるようになります。さらに、大きな投資を控えたい中・小事業者でも、これを抑えながら高度なシミュレーション機能を利用することができるようになります。

主な使用例

  • 椅子などの家具を製作する前に、さまざまな体型や用途に適応する人間工学に基づいたデザインを検討する
  • 電子部品が発する熱と周囲に与える影響を設計段階で把握し、対策を検討する
  • 建築物の空間の快適性を確保するために空気の流れをシミュレーションし、環境負荷を分析しながら間取りや空調の位置を検討する。また、コンクリートなどの構造部材の強度を検証する
Autodesk Simulation 360 概要

製品名 Autodesk Simulation 360 Autodesk Simulation 360 Unlimited
(アンリミテッド)
発売日 2012 年 9 月 15 日
(英語版。日本語版は11月以降に提供予定)
ライセンス体系 年間ライセンス契約
提供される機能
  • 流体解析
  • 伝熱解析
  • 強度解析
  • 熱解析
  • 疲労解析
  • 落下テスト
  • 機構・構造連成解析
  • 構造物フレームにおける強度解析
  • 室内空調の気流解析
  • ダクト、配管、バルブ等の圧損解析
  (解析精度を向上させるダイレクト ジオメトリ変換機能、高度なメッシュ ツール、広範な材料ライブラリ、運用実績のあるソルバを搭載)
希望小売価格
(税込)
551,250 円 1,102,500 円
使用容量
(計算実行ジョブでカウント)

120 ジョブ
(日本語版提供までは無制限)

無制限

※ 希望小売価格は、日本における当該製品またはサービスに対するオートデスクのメーカー希望小売価格(税込)を示します。希望小売価格にインス
トール費は含まれません。オートデスク認定販売パートナー、販売店の販売価格はオートデスク認定販売パートナーおよび販売店が決定します。希望小売価格は参考値としてご参照ください。その他の諸条件が適用される場合もあります。

詳細はオートデスクのウェブサイトで。

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