「DV-7HD」の専用ハードウェアにThinkStationを採用/ローランド株式会社
2013年4月22日

 

課題~ソリューション~導入効果

電子楽器に加えて映像機器分野にも注力

2013年、アメリカ音楽界最高の栄誉であるグラミー賞の発表で日本にうれしいニュースが届きました。ローランドの創業者、梯郁太郎(かけはし いくたろう)氏が音楽産業の発展に技術面で貢献した個人や企業を表彰する「テクニカル・グラミー・アワード」を受賞。梯氏は、電子楽器の演奏情報をコンピューターや他の楽器にデジタル伝送できる、電子楽器の世界共通規格MIDIの制定と普及に尽力し電子楽器の世界を広げたことが評価されました。

MIDIは、ローランドの企業スローガン「創造の喜びを世界にひろめよう」の具現化であり、そのための挑戦でもありました。
1972年創業以来、同社の歴史は電子楽器発展の歴史そのものです。世界初の技術を搭載した電子楽器を多数発表し、海外にも積極的にビジネスを展開。売上の8割が海外という名実ともにグローバル企業に成長した現在も、音楽とユーザーを大切にする姿勢は変わることなく、そのことが世界中にローランドファンを広げています。

斎藤 康人 氏

近年では、電子楽器に加え、映像機器も成長分野と位置づけ力を注いでいます。デジタル化が進む業務用音響・映像機器の分野で音と映像のトータル・ソリューションを提案できるのは同社の強みです。2004年にリリースしたビデオ編集専用機DV-7DLは、ノンストップ編集、操作のしやすさ、コストパフォーマンスの良さなどから7年間にわたってケーブルテレビやブライダル、ハイエンドのホビーユーザーに愛用されました。
「しかし、SD(最大720×480ドット)対応のDV-7DL では、地上デジタルテレビ放送の開始などにより高まるハイビジョン(最大1,920×1,080ドット)映像編集のニーズに応えることはできません。またOSとして採用していたBeOSの開発が終了しWindowsへの変更も急務でした」とRSGカンパニービデオ開発部プロデューサーの斎藤康人氏は振り返ります。

新製品の開発では、インターネット動画などデジタル映像の活用領域の拡大といった市場の変化への対応や、これまでユーザーと築いてきた使いやすさの継承も重要なポイントとなりました。

続きは、レノボ・ジャパンのウェブサイトで。

(Visited 1 times, 1 visits today)
関連記事
Translate »