中部電力土木建築部での「Brava Desktop」の導入事例を公開
2013年9月30日

「CADビューア20製品を比較検討しました。Bravaは価格と性能のバランスが最も優れていました」中部電力 土木建築部 井田康男氏、鈴木一彦氏、情報システム部 大嶽喜久氏、原靖氏

中部電力

中部電力株式会社 土木建築部 副長井田康男氏(写真奥中央)、副長 鈴木一彦氏(写真中央)、情報システム部 副長大嶽喜久氏(写真右)、原靖氏(写真左)に、土木建築業務におけるCADビューアの重要性や、無償ビューアの不十分さ、Bravaを採用した理由などについて詳しく聞いた。

(写真奥右は弊社社長 高山、奥左は持木)

– 中部電力 土木建築部(以下 土木建築部)の概要を教えてください。

井川ダム

中部電力土木建築部とは、電力設備の土木建築に関する業務を行う部門です。水力発電(ダム)の例で言えば、「ダム用地の立地調査、計測をする」、「山を切り開く」、「ダムそのものを作る」、「発電所の建屋そのものを築く(※)」、「排水を川に導く設備を作る」、「ダムや建屋などの設備が傷んだら修理する(保守)」などの作業を受け持ちます。

※発電設備そのもの(機械類)を作るのは、別の事業部です。

2 Brava 500ライセンスを導入

— 土木建築部では、Bravaをどう活用していますか。

Brava(ブラバ)は、「土木設備管理システム」という基幹システムの一部で、CAD図面を表示するビューアとして活用しています。2006年に AutoCAD図面に対応したBrava Desktopを500ライセンス購入しました(※1)

「土木設備管理システム」とは、水力発電所の構造物や機器など、土木建築部が管理する設備の保守点検に関する情報を総合的に管理するシステムです(※ 2)。設計図や竣工図などの設備図面のCADデータや、実際の設備をデジカメで撮影した画像ファイルなども、全てこのシステムで管理しています。

Bravaの用途は、「AutoCAD図面を表示すること」と「図面を別の資料に流用すること」の二つです。「図面の流用」とは、「図面の一部を、拡大・縮小して切り取って、報告書など別の文書に貼り付けること(範囲指定してコピー&ペースト)」を指します。日常業務において、社内文書への図面の流用は頻繁に発生する作業であり、効率化は重要です。

  1. 「AutoCAD図面は職員全員で共有する必要があります。しかしAutoCAD自体は高価なソフトウエアなので、職員全部に配布はできません。そこで閲覧だけが必要な職員、例えばダム管理所の職員のために、CADビューアとしてBravaを導入しました」
  2. 「土木設備管理システムは、名古屋の本社よりは、むしろ土木設備の保守に携わる現場でよく活用しています。水力発電の例で言えば、大井川水系、飛騨川水系にある11箇所のダム管理所において、現場職員が活用しています」

3 CADビューアの業務上の重要性

「CADビューアは土木建築部にとって重要なツールです」

— 土木設備管理システム全体において、CADビューアとしてのBravaはどれくらい重要ですか。

CADビューアは、非常に重要なツールです。その理由は、第一に「CADビューアは、現場職員が業務の中で日常的に使うツールだから」、第二に「CAD ビューアは、土木建築部にとって最も重要な情報と言える、設計図面を表示するためのツールだから」という2点です。

CADビューアはこのように重要なツールなので、真剣に選定しました。まずWeb検索などを通じて、当時発売されていたCADビューアを、有償・無償含めてほとんど全てピックアップし、その上で比較検討しました。

4 製品をどのように比較検討したか

— いくつぐらいの製品をピックアップしたのですか。

まず20製品をピックアップしました。それらの製品をカタログスペックに基づいて「足切り」し、最終的に残った5製品(Brava Desktop、オートデスク社の無償AutoCADビューア「DWG TrueView」、K社のA、I社のMなど)を、相互比較しました。

相互比較の際の検討項目は、以下のとおりです。

  1. 対応形式:DWG(2004)形式、DXF形式の表示可否

 

続きは、オーシャンブリッジのウェブサイトで。

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