テクラ、最新バージョン「Tekla Structures 20」の提供を開始
2014年3月14日

建築・建設業界向けのBIM (Building Information Modeling)ソフトウェアの開発および販売を行うテクラ株式会社(東京ヘッドオフィス:東京都品川区、代表取締役社長:宮本 信太郎、以下 テクラ)は、さらなる業務効率化を実現するBIM ソフトウェアの最新バージョン「Tekla Structures 20」を3 月13 日から提供開始することを発表しました。建築・建設業界では、かつてないほどにプロジェクト関係者間での情報共有の重要性がクローズアップされています。新バージョンでは、より詳細なBIMモデルを作成する機能が拡張され、設計から施工段階までの情報の一元化を促進します。日本のユーザーへのリリースも、間もなく開始される予定です。

新バージョンでは、モデル分類やタスク管理、干渉チェックなどの機能がさらに強化されています。

溶接を作成することで、溶接ビードの正確な形状と開先を自動作成する機能が加わり、より効率的で正確なモデリングを実現します。

溶接を作成することで、溶接ビードの正確な形状と開先を自動作成する機能が加わり、より効率的で正確なモデリングを実現します。

建設プロジェクトの情報を一元管理

建設のワークフローにBIMを導入する際、その中核をなすのが情報管理です。多様化と複雑化が進む昨今の建築傾向により、以前にも増して多くの情報が必要とされています。竣工レベルの詳細なテクラのBIMモデルは、複雑な構造物でも正確に表現し、膨大な情報も容易に扱う技術を強みとしています。

フロアレイアウトツールでは、ハーフプレキャスト合成スラブや中空スラブなどのスラブを直感的にモデリングできます。設計段階での変更にもスムーズに対応することができます。

フロアレイアウトツールでは、ハーフプレキャスト合成スラブや中空スラブなどのスラブを直感的にモデリングできます。設計段階での変更にもスムーズに対応することができます。

「新バージョンは、建設業界の新しいプロセスに役立つ機能を数多く搭載しています。建設は、多くのプロジェクト参加者がコラボレーションすることで成り立ち、情報が不足すれば関係者との連携は難しくなります。BIMがコミュニケーション、さらにはコラボレーションを促進するということは、今や広く認識されるようになっています」と、テクラの上級副社長で、Trimble Buildings グループ構造部門のゼネラルマネージャーでもあるリスト・ラティは語ります。

「テクラのBIMモデルは、設計・施工の高精度な情報を管理するツールとして、建設業の生産性の向上に寄与してきました。今回リリースするTekla Structures 20では、さらに建設業の業務や組織の活動を支援するための効果的な機能を強化しています。テクラのBIMモデルは、工期遅延のリスクを低減し、建設プロジェクトの関係者がより柔軟に意思決定を行うための判断材料として役立ちます」と、テクラ株式会社の代表取締役社長である宮本信太郎は述べています。

効率的な情報管理を実現する新機能

新バージョンでは、より詳細な情報を扱えるように改良され、モデリングの自由度も大きく向上しています。設計から購買、製作、現場にいたるまで、より効率的に情報を流用できるようになり、様々な解析ソフトとの連携もさらに強化されています。

「弊社では、OpenBIMのアプローチにより、ソフトウェアをより効率的に活用できる環境の構築に努めています。これにより、他のソフトウェアを使用するプロジェクト関係者とのスムーズな協業を実現することができます」と、リスト・ラティは語っています。

昨今の建築に必要とされる、竣工レベルのあらゆる建設情報の管理を容易に行うため、Tekla Structures 20ではさらなる改善を施しています。より直感的な操作を実現するオーガナイザーは、モデル情報管理の効率化や自動化を促進し、タスク管理によって詳細設計から製作、現場の建て方計画を統合的に管理することが可能になります。干渉チェックマネージャは、干渉箇所の優先順位の決定や伝達、作業の割り当て、調整に役立つツールです。着工前に干渉箇所を検出し解消することで、現場での不具合による工期遅延や手戻りによるコストの発生を未然に防ぎます。

詳しくは、テクラのウェブサイトで。

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