Inventor 2016 がBIM中間ファイル「IFC」に対応
2016年1月4日

Inventor 2016 のコラボレーション機能を強化 建築業界で利用される中間ファイル IFC にも対応

オー トデスク株式会社は、Autodesk Inventor® の Subscription 契約者向けに、新しいコラボレーション サービス「Inventor Connected Design」の提供を開始しました。本サービスは、当社が提供するクラウド ベースのコラボレーション サービス「A360」を活用したもので、設計プロジェクトのチーム メンバーを仮想空間でつないでコラボレーション環境を構築し、各メンバーがいる場所や使用するデバイスを問わずに、設計データにアクセスしたり 3D デザインをレビューしたりすることができるようにするものです。

形式のデータをエクスポートしている例

Inventor Connected Design を利用したコラボレーション環境

Inventor 2016 ユーザが本サービスをインストールすると、Inventor のインタフェースから簡単な操作でコラボレーション セッションを利用することができます。例えば知的財産を共有して統制や許可をしつつも、3D モデルに注記や意思決定に至るまでの経緯を記録したりすることができます。本サービスはクラウド ベースでコラボレーション機能を提供しますので、複数の設計プロジェクトを並行して運用しながら、製品開発ワークフロー全体に渡ってコミュニケーションや 意思決定を効率的に行うことができます。

米オートデスク Inventor プロダクトデザイン担当ディレクター ランス・グローのコメント 「当 社は優れた設計ソフトウェア、データ管理、安全なクラウド機能を組み合わせて、製品開発コラボレーションの改善に取り組んでいます。この新しいコラボレー ションの形により、利用しているコンピュータやデバイスの種類を問わず、デザイン レビュー、エンジニアリングチーム内のコラボレーション、サプライチェーンとのコミュニケーションなどの効率化が可能になります。設計データの共有や知的 財産に関する情報共有も効果的に行えるようになります」

Inventor Connected Design の主な機能

  • メンバーが使用するコンピュータやデバイスの種類を問わず、3D デザイン・設計のコラボレーションが可能
  • 変更やデータ管理に影響を及ぼさずに、進捗状況をメンバー間で共有可能
  • スクリーンショットを用いた電子メールなどの方法よりも、迅速にレビューを行うことが可能
  • 容量の小さいビューイング データを採用したことにより、メンバー間で共有できる部品データの選別を効率的に管理することが可能
  • メンバーからのコメントを自動的に管理・検索し、関連するコメントごとに表示可能

建築業界向けに IFC ファイル形式の出力機能を追加

近 年 Inventor は、建築業界で広く利用されている BIM アプリケーションと簡単にデータ交換できるように、複数の機能を追加してきました。最新バージョン Inventor 2016 には、 IFC ファイル形式でのエクスポート オプションが追加されています。 IFC ファイル形式は、製造、建築、土木インフラの各業界間でモデル データを交換するための中間ファイルで、建築物の施主や政府・自治体が利用を義務付ける国もあります。こうした流れから、RFA ファイル形式や ADSK ファイル形式でのエクスポートに加え、新たに IFC ファイル形式にも対応しました。
※サービスへのアクセスにはインターネット接続が必要です。また、サービス利用規約に記載されている地理的な制約を受けます。

詳しくは、オートデスクのウェブサイトで。

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