米国政府で最も電力を消費する施設の管理を支援
2016年2月29日

米オートデスク、米国政府で最も電力を消費する 施設の管理を支援

ラピッド エネルギー モデリングを活用したプロジェクトにより、 米空軍の電力消費の分析と削減を支援

米 オートデスク インクはこのほど、オートデスク フェデラル ソリューションズ チームとオートデスク コンサルティングが、米空軍研究所先進発電技術オフィス (Air Force Research Lab Advanced Power Technology Office 、 AFRL-APTO) を通じて、米国オクラホマ州オクラホマシティにあるティンカー空軍基地の建物を対象としたラピッド エネルギー モデリング (REM) ソリューションの効果を実証する、総額 120 万米ドルの調査契約を締結しましたのでお知らせします。

ティ ンカー空軍基地には、大規模な機械を使用するオクラホマシティ航空兵站施設 (Oklahoma City Air Logistics Complex 、OC-ALC )が本拠を置き、また最近、同基地は現在進めている使用電力削減計画において、「 2015 年の電力使用量の大幅な削減が順調に進んでいる」ことを発表しています。ティンカー空軍基地の電力担当チーム( Tinker Energy Team )は今後、建物とインフラの電力効率を改善するプロジェクトなどに取り組む予定です。

電力査定プロセスを簡素化

オー トデスクの REM ソリューションは、建物の構造、配置、現地の気象条件を基に、電力消費に関する詳細な情報を提供することで、使用電力の査定の初期段階を簡素化すると同時 にコスト効率を向上できるだけでなく、その結果から建物とインフラなど米空軍施設の 3D モデルを作成することができます。これにより電力消費の状況をグラフィカルに確認でき、電力消費の削減を最大化するための善後策を検討できるようになりま す。

ティ ンカー空軍基地での調査では、電力使用量と関連費用の削減に向けて、オートデスクの REM テクノロジーが活用される予定です。この中で施設の電力管理担当者は、電力使用状況を迅速に把握し、対象となる建物や改善策を優先付けします。 REM を活用したこのプロジェクトは、米国防総省が管理する 800 カ所の基地と 4,127 カ所の拠点にある 845,000 棟以上の施設など、すべての建物の電力使用状況を迅速に把握するための先行事例となります。

米 空軍研究所は、代替エネルギー プログラムの一環として、電力消費状況を改善するためのソリューションの検討と検証に取り組んでいます。電力に関するコスト削減とセキュリティ体制の強化 は米国政府全体の最優先項目でとされています。最近ではすべての政府機関が建物の電力の消費、効率、管理の改善を推進し、そして定期的に建物の電力使用状 況を報告することが義務付けられています。

米オートデスク社 サステナビリティ ソリューションズ担当ディレクター エマ・スチュワートのコメント

「米 国防総省との検証プロジェクトでは、従来の多大な労力を要する電力評価手法と比較して、オートデスクの REM を活用することでコストを 96% 削減できる見込みであることが分っています。REM を使用すれば、各施設で使用されている電力を迅速に把握し、米空軍全体での電力消費を削減するための方法を見出すことが可能になります」

ラピッド エネルギー モデリングを活用した米国防総省の検証プロジェクトとオートデスクの詳細については下記URLをご覧ください。

http://sustainability.autodesk.com/wp-content/uploads/2015/03/REM_CaseStudy.pdf

先進発電技術オフィス( APTO )について

米 空軍研究所の先進発電技術オフィス( APTO )プログラムは、米空軍(施設/環境/エネルギー担当)次官補のもと、技術開発と代替エネルギー技術の検証に取り組んでいます。APTO は、技術成熟度レベル( Technology Readiness Levels 、TRLs )の進歩と環境への責任を両立させながら、空軍の地上用車両、宇宙航空地上支援装置、遠征地飛行場の基盤リソース、基地インフラなどへの先進エネルギーや 代替エネルギー技術の移行と統合を実現します。

詳しくは、オートデスクのウェブサイトで。

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