今日からスマート農業! 自動操舵システム可能なモデルを発売
2018年12月11日

株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:平野 聡)は、今日からスマート農業を実現するエントリーモデルとして『X23』ガイダンスシステムを発売しました。

ガイダンスシステム X23『X23』は、GNSS(衛星測位システム)を用いて農機の走行ルートを誘導案内表示するシステムのコントロールパネルです。

本製品は、従来製品である『X25』自動操舵システムからISOBUSや作業機械の制御などハンドル操作に関わらない機能を削り、よりお求めやすい価格帯に設定したエントリーモデルです。また、『X25』の優れた視認性や操作性を有し、購入後にはオプションソフトと追加部材により自動操舵システムへのアップグレードも可能です。

現在、日本の農業は、就農者の高齢化を背景に、「農業従事者の減少」が深刻な課題となっており、日本の農業市場は今後ロボット技術やICTを活用し、「省力化」、「高品質化」を実現するスマート農業の実現を目指しています。

当社は『X23』の発売により、日本の農業の「生産性向上」、「コスト削減」、「非熟練者の活用」という課題に取り組み、スマート農業の普及促進に貢献してまいります。

【X23の主な特長】

■ ガイダンスシステムによる作業効率の向上

モニターで走行ルートの確認や作業軌跡を確認することができ、目視による確認が難しい作業での重複を防止、また作業効率の向上を実現します。取り付けや操作も簡単で、スマート農業のエントリーモデルとして最適です。

■ 視認性・操作性に優れた8.4インチモニター

モニターサイズは、既存製品である『X25』と同じ、視認性に優れた8.4インチです。タッチパネルも同様に、快適な操作を実現しています。

■ 購入後のアップグレードが可能

購入後に自動操舵システムへのアップグレードや、ISOBUS*1対応作業機の制御、セクションコントロール*2、可変施肥*3などの機能を追加することが可能です。

■ 強靱な耐環境性能

防塵防水性能JIS保護等級IP67に準拠し、土埃の舞う農場や突然の雨でも安心して使用することができます。また、使用温度範囲は-25℃から+65℃と広域にわたります。

 

*1 トラクターと牽引する作業機間で通信するデータの国際規格です。トラクターと作業機、X23がISOBUSに対応していれば、トラクターに作業機のプラグを差し込むだけで、X23から作業機を制御できるようになります。

*2 農薬などの散布機のノズルを場所ごとに自動でオン/オフし、重複散布を防ぐ機能です。

*3 生育センサーなどから取得した作物の生育データを元に、場所ごとに自動で肥料の散布量を調整し、生育の均一化を図る機能です。

 

【ガイダンスシステム構成図(最小構成)】

X23構成図

 

【その他】

発 売 時 期:2018年12月

 

ガイダンスシステム X23 製品情報ページへ

詳しくは、トプコンのウェブサイトで。

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