配筋検査はアプリ導入が主流!検査の課題を解消する方法
2020年6月15日

配筋検査はアプリ導入が主流!検査の課題を解消し写真付き帳票を簡単に作成する方法

建築物の施工品質を担保するために欠かせない配筋検査。災害対策などの視点で昨今ではさらに高い検査品質が求められるようになっています。

この記事では、配筋検査の重要性や課題に触れつつ、各社が急ピッチで導入している配筋検査アプリについてもご紹介します。

配筋検査の重要性とは?

配筋検査は施工に伴う不具合を未然に防ぐために欠かすことのできない工程です。もし設計図と異なる配筋があったのにも関わらず適切な検査がなされなかった場合、コンクリート打設後は配筋状況を確認できないため、建物使用時や地震時に不具合が生じる恐れがあります。

その結果、補修に莫大なコストと労力が必要になり、工期の見直しを余儀なくされるケースも。

さらに、配筋検査を怠ることで生じるリスクは施工の安全面だけでなく、顧客の信頼喪失にまで及ぶ可能性があります。安全と信頼を確保する意味で、配筋検査が非常に重要であることは言うまでもありません。

配筋検査の課題

従来型の配筋検査にはさまざまな課題があります。中でも大きいのが、作業にかかる労力と人材不足の問題。人手の確保と配筋検査の効率化が今後一層求められます。ここでは代表的な問題点を3つ紹介しましょう。

①手間がかかる

配筋検査には事前準備から検査後の帳票作成まで、従来通りのやり方であれば多くの時間と手間がかかります。例えば、検査前には工区ごと・部位ごとに施工図などをコピーして、検査用紙を作成しなくてはなりません。

現場での検査時には紙媒体の図面を持ち歩きながら結果を検査用紙に記入し、確認写真を撮影する必要があります。さらに、撮影個所ごとに検査対象の構造図の配筋情報を黒板に転記したうえで、検査部位と黒板を一緒に撮影する作業も。

検査後には記入した検査データを帳票に清書して、膨大な撮影写真を事務所で整理する作業が残っています。このように配筋検査には手間も時間もかかるのです。

②人に依存する検査品質のバラつき

検査力は人に依存しがちなため、検査品質にバラつきが生じる点も課題です。配筋検査では単なるスキルだけでなく、ボトルネックを見極める力や「いつ・どこを・誰が・何を・なぜ・どう見るか」といった経験の積み重ねによって培われる感覚が重要になります。こうした感覚が問題発見能力・問題解決能力に直結し、検査品質に影響を及ぼすのです。

加えて、現場を統率してより良い流れを作り出す「現場力」のようなソフトスキルも求められます。つまり総合的な検査力はスキル以外の資質に拠るところが大きく、それが担当者によって検査品質に差が生じる一因となっているのです。

③人材不足

人材確保も配筋検査においては課題です。2019年度の厚生労働省の調査によると、建設業界の有効求人倍率は6.69倍と過去最高を記録。この数値は他業界と比較しても著しく高く、業界全体の平均値が1.60倍である点を考慮しても、建設業界全体が人手不足であることは疑いないでしょう。

こうした現状に加えて、配筋検査は経験や感覚が物をいう難易度の高い業務。業務内容や手順を適切に整理し、効率的に業務を引き継がなくてはなりません。そのため、人材を確保した上で若手を育てていくという「新人への技術継承」も大きな課題なのです。

写真付き帳票を簡単作成!配筋検査アプリ「SPIDERPLUS」が活用される理由

配筋検査の重要性と課題を考慮して、配筋検査の業務効率化と精度向上を目的としたアプリの導入が急ピッチで進んでいます。中でも話題になっているのが「SPIDERPLUS」。

配筋検査の課題を解決するために必要な機能だけでなく、施行管理の一連の作業を効率化する多彩な機能を搭載しています。他社製品に比べてコスト面でも優位性があることから、導入する企業は2020年3月には約500社、ユーザー数30000以上に。

ここではSPIDERPLUSの機能の一部を紹介します。

配筋検査に特化した「配筋検査機能」

配筋検査機能

SPIDERPLUSには配筋検査の課題解決に特化した「配筋検査機能」があります。

構造図やカメラを携行しなくても、iPad端末のみで配筋検査が可能なため、配筋リストの管理が簡単に。iPad上で図面を開いてあらかじめ登録しておいた検査箇所をタップすれば、検査内容を容易に登録できます。

配筋の位置や間隔、ピッチや絞りなど、必要な検査項目の合否判定もスムーズにチェック可能です。

さらに検査終了後は簡単に帳票をエクセル出力できるので、従来の作業で生じていた時間や手間を大幅に削減できます。図面と写真を紐づければ、作業進捗の把握が一層簡単に。配筋検査機能はオプション機能のため、その他の標準機能と組み合わせることでより使いやすさが増します。

ちなみに、SPIDERPLUSのサポートセンターでは、配筋検査業務の事前準備作業を代行するオプションサービスを提供しています。配筋リストを梁、位置ごとに加工して切り出す「配筋リスト切り出し代行」のほか、伏図に対して配筋検査する箇所にアイコンを設置し、現場の検査と写真撮影のみで作業を完了できる状態にする「配筋アイコン設置代行」といったプランも。

詳しくはサポートセンターまでお問い合わせください。

図面管理・工事写真・帳票作成など、充実の基本機能

SPIDERPLUSは配筋検査機能の他にも、図面管理、工事写真撮影、帳票作成を効率化できる充実した標準機能を備えています。

iPad端末に保存された写真はもちろん、内蔵カメラで撮影した写真もそのまま添付可能。コメント入力・図面内手書き入力・図面内距離測定など多彩な機能を兼ね備えているため、よりスマートな図面管理を実現できます。

また、「工事写真機能」では現場で撮影した工事写真を簡単に写真帳にまとめられることに加え、電子小黒板をカスタマイズして現場や業種ごとにテンプレート登録することも可能です。さらに、アップロードされた写真データをエクセル・PDFとして簡単に帳票出力できます。

その他、現場調査・業者への指示・定期点検・自主検査記録・残工事監理・安全管理・品質パトロールなど、建設業におけるさまざまなシーンで活用できる機能が盛り込まれています。

導入した企業の中には、図面管理や仕上げ検査の効率が80%を越えたところもあり、現場によっては20~30%の作業時間削減に繋がったなど、業務効率化が具体的な数字として表れています。

無料トライアルでお試し利用可能

配筋検査は施工に伴う不具合を未然に防ぐという安全面だけでなく、顧客への信頼を保つ意味でも重要な工程。しかし、従来のやり方では図面管理・配筋リストのチェック・写真整理などに膨大な手間と時間がかかります。建設業界全体が人手不足であることに加えて、人によって検査品質がばらつく配筋検査は課題の多い業務です。

こうした配筋検査の問題点は、SPIDERPLUSを導入することで同時に解決できます。

1ヶ月の無料トライアルでお試しができるので、手間がかかる配筋検査にお困りの方は、試験利用をしてみてはいかがでしょうか?

詳しくは、SPIDERPLUSのウェブサイトで。

 

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