BIMで建築が夢をみる
#110 日本建設業連合会が「BIMモデル承認」に関する資料を公開
一般社団法人 日本建設業連合会(日建連)では、BIM部会の公式ホームページ上で「BIMモデル承認」に関する資料を広く公開しました。
資料として「BIMモデル承認SWG活動報告(2020年度)」を公開
今回、公開された「BIMモデル承認」に関する資料は、「BIMモデル承認SWG活動報告(2020年度)」です。この資料は、日建連の主にBIMモデル承認ワーキンググループが中心となり、建築生産委員会、BIM部会、施工BIM専門部会との協働で作ったものです。
具体的には、冒頭に掲げられた設置目的の「BIMモデル合意の次を考える」にあるように、BIMモデルによる合意を前提として、
- BIMモデル合意の優位性と課題
- BIMモデル合意の課題に対する対応方法
- BIMモデル承認の定義
- BIMモデル承認を実現させる課題の整理
- 実現に向けての作業方針
- BIMモデル承認の全体像、0.5、0.75&1.0、X
- 今後の進め方
- 付:BIMモデル承認SWGについて
を報告するものです。
「BIMと図面のハイブリッドではBIMモデルが更新されない」と宣言
この資料では、BIMモデル合意の優位性を明らかなものとするため、BIMと図面のハイブリッドを避けることが必須とされています。それは、BIMと図面のハイブリッドではBIMモデルが正しく、施工まで進捗に対応して更新されないからです。
そのため、BIMモデル合意の優位性と課題については、次のように図示して課題を喚起し、業界全体での合意事項としています。
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