2022年世界伝統空手道選手権の開催でARESが活躍
2022年11月6日

イベント運営のための最新CADソフト

2022年世界伝統空手道選手権の開催で活躍したCADソフトとクラウドによるコラボレーションとは?

クライアントの背景

  • 2022年第23回世界伝統空手道選手権大会を10月17日から22日までブラジルで開催
  • 1500名の参加者 (15カ国以上)
  • CADの専門知識を生かし、Graebert社がオフィシャル技術パートナーに選出

デザインへの挑戦

  • CAD図面はドイツでデザインされました。一方、そのレビューは、7カ国に点在する10人の役員が最終的な判断をしました。
  • 3つのイベントが1つに: 3つの大会が並行して行われるため、その都度、空間を再構成する必要がありました。

CADソリューション

  • ARES Commanderで作成した2D/3D CAD図面(DWG形式)
  • 図面をクラウドに保存して、リアルタイムで同期が可能
  • ブラウザ上で直接、無料で閲覧・コメントできる役員たち

世界的な空手選手権にCADとクラウドを活用

伝統的な空手の国際統括団体であるWTKF(世界伝統空手道連盟)は、2022年10月17日から22日に開催される第23回WTKF世界選手権の準備のため、GraebertにCADの技術支援を依頼しました。Graebert社は、ブラジル・リオグランデ・ド・ノルテ州ナタル市にある大会会場の空間デザインの開発に加え、CNC加工された優勝メダルの3Dデザインも作成しました。CADソフトウェアARES Trinityを提供するGraebertは、最適な技術パートナーとなりました。

3種類のメダルを共同でデザイン
7カ国に暮らす10名の人びとと

記録的に迅速なスピードで、合意と承認
包括的で透明性のあるCADの製図プロセス

優勝メダルのデザインプロセスには、7カ国にまたがるWTKFの10人の役員と関係者が参加しました。メダルを大会に間に合わせるためには、デザイナーはこれらの関係者とさまざまなコンセプトを共有するだけでなく、効率的にフィードバックを集めながら、デザインのコンセンサスを得る必要があったのです。

ARES Trinityのコラボレーション機能により、CADの知識レベルに関係なく、関係者全員が進捗状況を把握し、簡単にフィードバックを共有することができました。Graebert社のクラウドソリューションであるARES Kudoは、インストール不要でDWGで直接3D設計ドラフトにアクセスできるので、参加者がコメントパレットを介して的確なフィードバックを共有することを可能にしました。

その結果、世界選手権、子供向け平和国際選手権、オープンワールドカップの3大会において、3種類の優勝者向け3Dメダルのデザインが完成しました

* DWG図面をダウンロードし、機能を確認する

競技用畳の空間レイアウト:
1500人以上の参加者を想定した3つの大会。競技スペースにおける空間レイアウトの実現(空間/レイアウトプランニング)

第二の課題は、トーナメント会場の空間レイアウトを最適化することでした。畳は、競技者ごとに再構成され、毎晩ボランティアによって再配置されます。3大会のさまざまなニーズに対応し、同時に行われるさまざまな試合のために十分なスペースを確保するために、企画チームは畳の配置を検討する必要がありました。

大会会場の空間デザイン計画や、大会期間中のさまざまなレイアウトの変更も、シートセットとダイナミックブロックのおかげで簡単に実現できました。

デジタルで平面図を作成したことで、畳のレイアウトを検討する際に、その日の競技に必要な畳の枚数やスタッフによるメンテナンスの判断が、簡単にできるようになりました。

* DWG図面をダウンロードし、機能を確認する

CADプロジェクトの概要

プロジェクトの詳細
プロジェクトタイプ 国際的なイベント企画
クライアント WTKF(世界伝統空手道連盟)
CADの目的 2D/3Dオブジェクトデザイン、空間レイアウト
使用中のソフトウェア ARES Commander、ARES Touch、ARES Kudo
成果物 2D & 3D CAD DWG図面
クライアント情報
イベントのタイプ 空手国際大会、ワールドカップ
1500人以上が参加
取り組むべき課題 1)7カ国在住の10名と共同で3種類のメダルをデザインする
2)刻々と変化する空間構成に対応しながら競技スペースを最大化
対象国 15

詳しくは、Graebert Japanのウェブサイトで。

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