及川産業での杭ナビショベル活用事例を掲載
2023年2月13日

杭ナビショベル 活用事例

若い世代へ魅力ある会社を目指して

北海道岩見沢市の及川産業株式会社様は治山工事や砂防ダム、林道、道路維持といった業務を得意とする建設会社です。この度、常務取締役の及川秀人(おいかわひでと)様、工務係長の田中英夫(たなかひでお)様、重機オペレーターの古井慎二(ふるいしんじ)様に『杭ナビショベル』を活用いただいている現場にお邪魔してお話を伺いました。

インタビュー動画もご覧ください!【3:36】

― 杭ナビショベルを導入したきっかけをお教えください。
及川常務: 当社は元々『杭ナビ』を使っていました。それに対応するマシンガイダンスが発売されたと聞きまして、1年くらい前でしょうか、デモンストレーションをしていただきました。丁張りを少なくしても、3次元設計データ通りに正確に床掘りができたことが印象的で社内的に検討し、その半年後に購入を決めました。

― 使われた印象をお聞かせください
田中係長: モニターを見ながらスムーズに施工できている印象です。手元の作業員が必要ないことから、人員削減と安全性にも優れていると思います。また、15日掛かっていた測量が3日、丁張設置も少ないので、工期短縮に繋がっていますね。3次元設計データと『杭ナビショベル』があれば、機械1台ですんで、現場で計算もしない、図面を持たなくて良い、丁張りを掛けることもない。今では建機のオペレーターも熟練の方が減っています。モニターを見ながら施工できますから、若い方でも仕事ができると思います。

― オペレーターとしてご感想はいかがですか?
古井様: 手元の作業員がいなくても自分が画面を見るだけでできるので便利です。方向も画面で分かるので、ミスは少なくなると思います。掘った後に見直しや確認が必要ありませんから作業は早く楽になりますね。また繰り返しになりますが、人の削減、周りに人がいないことが分かっているので、安全面でも良いと思います。

― 3次元設計データも自社で作られているそうですね。
及川常務:会社では以前から3次元設計ソフトは導入していたのですが、私が入社した時点では、実はあまり使っていなかったのです。そこで、「自分がやらないと」と思って使い始め、最初は林道の現場で3次元設計データによる施工を試してみました。当時の現場代理人の方が従来の工法にこだわっていたのですが、私も意地になって「変えてしまえ」と思いまして(笑)。ここでの成功体験をもとに、それからは、必ず3次元設計データを作るようにしています。私は年齢的に社内で中間である今の立場から、ベテランの方の意識も変えていきたいと思っていたところで、ICT施工の流れはマッチしていたと感じています。
3次元設計データを作れるようになったのも、『杭ナビショベル』を使うきっかけになっていますね。

施工風景

― 最後にICT活用の展望をお聞かせください。
及川常務:建設業における人材が少ないという現状があります。入社してくる若手は主に普通高校を卒業した方たちで、今までのやり方だと図面を理解できるようになるまで現場や作業が分からない。3次元設計データを作成すれば、経験が浅くても現場を見た目でイメージできます。現場代理人全員が3次元設計データを作れるようにし、ICT建機で若手オペレーターが活躍できるようになれば会社を発展させることができると考えています。
また、今後も林道の床掘工事などで更なる生産性向上を図りたいので、GNSSではなく杭ナビのような測量機を使ったマシンコントロールにも興味はありますね。

及川秀人様
常務取締役
及川秀人 様
田中英夫 様
工務係長
田中英夫 様
古井慎二 様
重機オペレーター
古井慎二 様
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