マルチGNSS対応、軽量コンパクトなGNSS受信機「HiPer CR」発売
2024年2月5日

高い測位性能と圧倒的な機動力が測量作業を変える!

マルチGNSSに対応した軽量コンパクトなGNSS受信機『HiPer CR』

株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長 CEO 江藤 隆志)は、軽量コンパクトなボディーながら、マルチGNSSに対応し高い測位性能を搭載したアンテナ一体型のGNSS受信機『HiPer CR』を日本国内にて発売いたします。

『HiPer CR』は、業界最先端の技術を用いた高性能GNSSボードと、マルチパスの影響を極限まで抑えることが可能な高性能アンテナの搭載により、小型でありながら様々な衛星測位システムの信号を受信できる、優れた測位性能を備えています。高い測位性能と小型軽量がもたらす優れた機動力によって、測量作業の効率を大きく向上させるGNSS受信機です。

当社はこれからも、現場作業の生産性を向上する製品の開発・販売を通じ、DXソリューションで建設業界の生産性向上に貢献してまいります。

【主な特長】

■ マルチGNSS対応による高い測位性能
業界最先端の技術を用いた高性能GNSSボードと、マルチパスの影響を極限まで抑えることが可能な高性能アンテナの搭載により、米国のGPS、ロシアのGLONASS、日本の準天頂衛星みちびき(QZSS)に加え、中華人民共和国のBeiDou、EUのGalileo*1など様々な衛星測位システムの信号が利用できます。受信可能な衛星測位システムや衛星数が増加することにより、今までは観測に不利であった環境下であっても、RTK*2初期化時間の短縮や測位率の向上、精度の安定化などに効果を発揮します。

■ 軽量コンパクトな一体型ボディーがもたらす高い機動力
マルチGNSS受信機でありながら、約440gという小型化を実現、また、500mlペットボトルよりも小さなボディーに、アンテナ、受信機、メモリー、約10時間も連続使用可能なバッテリー、BluetoothR無線など測量に必要なデバイスを全て搭載しています。防水防塵保護等級IP67にも準拠し過酷な現場環境でも安心して作業できると共に、高い機動力を発揮することで、測量作業の効率化に寄与します。

■ 簡単シンプルなインターフェース
本体に備わるボタンは1つだけです。このボタンで電源のオンオフ、スタティック観測*3の開始終了が行えます。また衛星受信、バッテリー、メモリーなどの状態は、アイコン型の4つのLEDによって一目で確認が可能です。加えて、充電やデータ通信のポートには一般的なMicro USBを採用しています。

■ ハイブリッドサーベイシステムに対応
GNSSとトータルステーションを同時に使用して測量の作業効率を高める『ハイブリッドサーベイシステム』に対応しています。

■ Long Linkデータコミュニケーション
RTK観測に必要な通信を、免許不要でランニングコストをかけずに行うことができる長距離BluetoothR無線を搭載し、半径300mの範囲で手軽にRTK観測を行うことができます*4。また、固定局1局につき移動局3局までの同時接続が可能です。

*1 E1帯を受信可能です。

*2 Real Time Kinematicの略。リアルタイムに数ミリ~数センチ精度で位置座標を算出するGNSS測位手法。2台以上のGNSS受信機を使用し、固定局側に設置された1台のGNSS受信機から移動局側のGNSS受信機へ通信手段を利用して補正データを転送し、リアルタイムに移動局の位置座標を解析します。

*3既知点と未知点にそれぞれGNSS受信機を比較的長い時間設置し、同一時間帯に同じ衛星からの信号を受信することで点間の基線を精度良く観測する方法です。

*4 通信可能な距離は、機器間の障害その他環境条件により変化する可能性があります。

【その他】
発売時期    :2024年2月
製品情報ページはこちら

詳しくは、トプコンのウェブサイトで。

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