BIMで建築が夢をみる
#100 国土交通省が「Project “PLATEAUプラトー”」を公開
このサイトは、実世界(フィジカル空間)の都市を仮想的な世界(サイバー空間)に再現する3D都市モデルの整備を進める目的で開設されました。まず最初には、東京23区全域を網羅した3D都市モデルなどを先行公開しています。そしてプロジェクトの進捗プロセスを継続的に発信していくと同時に、3D都市モデルをはじめとする各種データをオープンデータ化し、誰もが活用できるようになります。
◇「Project “PLATEAU”」のトップ画面例
プラットフォームとしての3D都市モデル
3D都市モデルとは、都市空間に存在する建物や街路といったオブジェクトに名称や用途、建設年といった都市活動情報を付与することで、都市空間そのものを再現する3D都市空間情報プラットフォームです。様々な都市活動データが3D都市モデルに統合され、フィジカル空間とサイバー空間の高度な融合が実現します。これによって都市計画立案の高度化や都市活動のシミュレーション、分析等を行うことが可能となります。
Project “PLATEAUプラトー”では、現在、全国約50都市の3D都市モデルの整備とこれを活用した都市計画・まちづくり、防災、都市サービス創出等の実現を目指す「まちづくりのDX」の取組を推進しています。今後、サイトやSNS(Twitter:@ProjectPlateau)を通じて3D都市モデルやそのユースケースを順次公開することで、3D都市モデルの活用による全体最適・市民参加型・機動的なまちづくりの実現に努めていくとのことです。
◇事例:浸水想定区域図を3D都市モデルに重ねることで避難場所の検討など防災政策の高度化に活用。
詳しくは、福井コンピュータアーキテクトのウェブサイトで。
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