ThinkStationにはハンドルがついており、持ち運びや設置がとても簡単。また、ファンの振動が筐体に伝わることを防ぐため、ファンをゴムのブッシュで留めるなど、中の作りこみも、見れば見るほど素晴らしさ分かります。分かる人が見れば分かる、細部までの品質へのこだわりが、ThinkStationの魅力です。
AutoCADを快適する構成のポイントは「クロック周波数」
AutoCADは最近のマルチスレッド環境に最適化されていないため、コア数を増やすのではなく、クロック周波数を上げるほうが快適になります。また、ベンチマークテストを行った結果、Quadro 2000とQuadro 600での差はそれほど出ませんでした。比較的描画負荷が軽いAutoCADを動かすには、エントリークラスのQuadro 600でも十分なパフォーマンスを持っておりコストパフォーマンスが高いと言えます。
ThinkStation E31 SFFの箱を開けて、本体がとても小さいことに驚きました。これまで使っていたThinkStation E30は、性能や安定性には満足していましたが、ボディーが大きいので置く場所の確保が必要でした。しかし、従来のタワーボディー(容積25リットル)の半分以下しかないThinkStation E31 SFF容積(11リットル)なら、置く場所に悩む必要がありません。
SSD搭載ならAutoCADもさらに快適に
SSDモデルでは、アプリケーションの起動やファイルの保存が速いので、ファイルの自動保存時に手が止まることもありません。3Dでマテリアルを選択する際にも、ファイルの読み込みが速いので操作がとても快適です。精度の高い図面をストレスなくスムーズ仕上げることができるので、一度SSDモデルを使い始めると、もうHDDモデルには戻れません。
最新のインテルプロセッサーと余裕のメモリ容量、高いグラフィックス性能を備え、従来のデスクトップPCとは比較にならないほどスムーズで安定した処理を実現します。
一部モデルにはSSDが搭載されており、さらに高速な環境を提供。処理を待つために作業を止めるといったユーザーのストレスも低減します。
2DはもちろんAutoCADの持つ最新の3Dモデル機能も十分に活用でき、すべてのAutoCADユーザーのパフォーマンスを向上するプラットフォームです。
ThinkStationは、経験豊富なワークステーション専任技術者がこだわり抜いた独自設計。中でもユニークなのが独自開発のファン「オウルブレード」です。
ふくろうの羽をヒントに開発されたファンは、効率良い冷却効果とともに、ファンの回転数を抑えることで約24dB(待機時)という優れた静音性を発揮します。
これによって熱に弱いHDDの温度を下げて故障率を低減し、なおかつ静かで快適な作業環境を提供します。