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| ThinkStation D30で高解像度画像を処理する田村氏 |
非常に高い性能を持つ最新Keplerグラフィックス「NVIDIA Quadro K5000」。Keplerアーキテクチャーは、特に最新システムに最適化したソフトウェアとの組み合わせで絶大な力を発揮すると言われ、今や4K動画にNVIDIA Quadro K5000とマルチプロセッサー環境は必須と言えるシステム。
そこで、今回は高解像度映像の制作からプロ向けの指導まで幅広く手がけ、編集のエキスパートでもある電報児の田村氏にAdobe Premiere Pro CCを使っていただき、画像処理を試していただいた。処理時間の短縮だけでなく、30インチのThinkVisionの使用でグラフィック性能が向上したことによる恩恵も多数あるとのことだ。
NVIDIA Quadro K5000＋高性能CPUの力で4K動画の処理時間半減に迫る
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| Adobe Premiere Pro CCでテスト中 |
最初に、NVIDIA Quadro K5000＋高性能CPUを使ったThinkStation D30（以下、Kepler搭載機）と、グラフィックカードが1世代前の「NVIDIA Quadro 5000」を搭載したThinkStation C30（以下、従来機）を比べてみた。同じCPUで揃えて比べたが、その結果、驚くべき性能差があることがわかった。
まず、実験用に用意した動画でPinP処理を行い従来機では27.5秒かかっていたものが15.6秒へ短縮。これをH264形式で書き出す処理とすると、38秒が20秒へ短縮と、さらに処理時間の差が広がった。
そのほか、エフェクト、トランジション、H264、Multicamと試したが、いずれも処理時間の半減に迫るほどの性能差を得た。
なお、今回テストに使用したThinkStationは機種は異なるが、どちらも全く同じ8コアのインテル® Xeon® プロセッサーを2基搭載、合計16コア、32スレッド処理可能。処理条件はほぼ同じと言ってもよいだろう。
| 従来機 | Kepler搭載機 | |
|---|---|---|
| 機種 | ThinkStation C30 | ThinkStation D30 |
| CPU |
インテル® Xeon® プロセッサー E5-2690 2.9GHz/8コア/16スレッド ×2基 |
インテル® Xeon® プロセッサー E5-2690 2.9GHz/8コア/16スレッド ×2基 |
| メモリー | 24GB | 64GB |
| グラフィックス | NVIDIA Quadro 5000 | NVIDIA Quadro K5000 |
| HDD | 高速型 1TB SATA HDD | 高速型 1TB SATA HDD |
| OS | Windows 7 Professional 64ビット | Windows 7 Professional 64ビット |
| ソフトウェア | Adobe Premiere Pro CS6 | Adobe Premiere Pro CC |
動作テストマシンの比較
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