大和ハウス工業での「Brava Desktop」の導入事例を公開
2013年8月19日

「260万点以上のデータが登録されている当社の『住宅履歴情報』。その図面データの管理と閲覧をするシステムにNet-It Centralを利用しています」社技術本部 技術部 技術企画グループ グループ長 中村 康大氏(写真左)、同社同本部同部 住宅技術グループ 主任技術者 倉橋 陽介氏(写真左より2番目)
創業以来、約54万戸以上の戸建住宅を供給してきた住宅業界のリーディングカンパニー「大和ハウス工業株式会社」では、アフターサービスやリフォームサービスの充実を図るため、全国の拠点で手軽かつスムーズに図面データを閲覧できるよう独自のシステムを利用。Net-It Centralは、図面データ閲覧システムとして採用されています。同社技術本部 技術部 技術企画グループ グループ長 中村 康大氏(写真左)、同社同本部同部 住宅技術グループ 主任技術者 倉橋 陽介氏(写真左より2番目)、そしてシステムの構築を担当した株式会社メディアテックのご担当者に、システムとNet-It Centralの利用方法や導入効果について伺いました。

写真右より:弊社営業部の宮崎、マーケティング部の岩田。

大和ハウス工業株式会社

<大和ハウス工業株式会社について>
「建築の工業化」を企業理念に1955年創業。半世紀以上にわたり住宅・賃貸住宅・分譲マンション・商業施設・一般建築物を提供し、幅広い事業を展開してきた住宅業界のリーディングカンパニー。現在、「ア(安全・安心)・ス(スピード)・フ(福祉)・カ(環境)・ケ(健康)・ツ(通信)・ノ(農業)」をキーワードに、新たな事業分野へと進出するとともに、次世代型の住宅「スマートハウス」を開発・販売している。海外では新たな不動産開発なども手がけている。 創業100周年を迎える2055年までに10兆円の企業群を目指すべく、「人・街・暮らしの価値共創グループ」として、国内市場のみならずグローバルマーケットを見据えた事業の拡充へと積極的にチャレンジしている。 資本金は1,101億2,048万3,981円、従業員数13,482名 (2011年4月1日現在)。


– Net-It Centralをどのように利用しているのか教えてください。

当社では独自にシステムを構築し、住宅の図面や住宅履歴を一元管理するよう取り組んでいます。

現在利用しているシステムは2年ほど前にリニューアルをしたシステムで、Net-It Centralは図面データを変換し、Webブラウザ上で閲覧するために利用しています。

(1) 検索された図面データを表示
検索された図面データを、Net-It Centralに搭載されているファイルビューア「Brava(ブラバ、以下Brava)」で表示しています。ただし、BravaはActiveXコンポーネントとしてWebブラウザ(Internet Explorer)に組み込まれているので、利用者から見たときにBravaを意識することはほとんどありません。

(2) 図面データをTIFF形式から CDL形式へ変換
Bravaで図面データを表示するため、Net-It Centralのデータ変換サーバでTIFF形式から CDL形式へデータ形式変換処理を行っています。変換時にA2からA3へと図面のサイズも変換し、処理はバッチで行っています。

– システムの概要を教えてください。

竣工時やメンテナンス時の住宅履歴を管理・閲覧するためのシステムです。社内のイントラネット上で運用されており、全国の大和ハウス工業の拠点はもちろん、一部のグループ会社でも閲覧できるようになっています。

– なぜ、このシステムが必要なのでしょうか。

住宅を適正にメンテナンスや管理を実施していくためには、定期検査やリフォームを行っていく必要があります。それらを適切に行わなければ、住宅の老朽化や陳腐化が進み住宅の価値を下げてしまうことになりかねないからです。

そのために、竣工時やメンテナンス時の住宅履歴を適切に保管しておくことはとても重要になります。 また、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が制定され、長期優良住宅の認定には住宅履歴の継続的な記録が必要となっています。

基本的に住宅履歴に関する情報はお客様自身によって保管・管理されるものですが、当社では法律上必要なものはもちろん、アフターサービスの一環としてまた災害時や設備機器に不具合が生じた場合でもスムーズな対応ができるよう、お客様の住宅履歴を保管・管理してきました。実際、2011年に発生した東日本大震災の際にも、保証書や関連する資料が当社のシステムで管理されていたことで、被災されたお客様へスピーディかつスムーズな対応ができました。

 

続きは、オーシャンブリッジのウェブサイトで。

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