Tekla BIMsight1.9 リリースのお知らせ
2013年12月9日

Tekla BIMsight 1.9、
DBO(設計、施工、運営)ワークフローのさらなる効率化を実現

― 新たにTrimble SketchUpのフォーマット(.skp)をサポート ―

 

建築・建設業界を対象とするBIM (Building Information Modeling)ソフトウェアを開発および販売しているテクラ株式会社(東京ヘッドオフィス:東京都品川区、代表取締役社長:宮本 信太郎、以下 テクラ)は、効果的な情報共有を実現する無償のBIMコラボレーションツールの最新バージョン「Tekla BIMsight 1.9」の提供を開始することを発表しました。新バージョンでは、新たにTrimble SketchUpのフォーマット(.skp)をサポートすることで、建築や土木向けに作成された多種多様な3次元モデルデータをインポートすることが可能になり、BIMコラボレーションの範囲を拡大します。また、RC構造向けの鉄筋の寸法作成機能や干渉チェック機能にさらなる強化が行われています。

Tekla BIMsightは、「モデルの統合」、「干渉チェック」、「コミュニケーション」という3つの要素を強化したコラボレーションツールです。意匠モデルの作成やコミュニケーションのツールとして、世界的な人気を誇る3次元モデリングソフトウェアであるSketchUpのフォーマットに加え、機械系3次元CADで普及している共通フォーマット(IGES、STEP)もサポートし、より効率的で幅広いBIMコラボレーションを実現します。

SketchUpのフォーマットをサポートするTekla BIMsight1.9は、Trimble Buildingsグループが提供するDBO(Design:設計、Build:施工、Operation:運営)プラットフォームにおいてカギとなるこの2つのソフトウェアアプリケーション間の連携を強化します。Trimble社によって形成されたTrimble Buildingsグループは、プロジェクト関係者間のコラボレーション強化による建設業界の生産性向上を目的とし、直感的でアクセシビリティの高い、革新的なソリューションを提供することに注力しています。

「Tekla BIMsightとSketchUpは、プロジェクト関係者が、より正確で予測可能なプロジェクトを実現できるよう、業界の標準ツールを目指した開発・普及に取り組んでいます。この2つの製品がさらに強固に連携することで、チーム間でのより効率的なコラボレーションと、シームレスなプロジェクトワークフローを実現できると確信しています」と、Trimble社の副社長Bryn Fosburgh氏は述べています。

RC構造向けの改善機能

Tekla BIMsightは、建設プロジェクトで使用される様々な構造形式や材質に対応しており、新バージョンでは、RC構造向けの新機能・改善機能として、鉄筋の寸法作成機能や、鉄筋コンクリートモデルの干渉チェック機能の向上を行いました。

「テクラは、鉄骨構造のみならず、RC構造向けの機能開発にも積極的に取り組んでいます。テクラのBIMモデルは、図面・帳票類の作成や積算にとどまらず、Tekla BIMsight1.9を使用することで、プロジェクト関係者間のコラボレーション基盤として活用することができるため、RC構造物のプロジェクトに従事されるお客様に確かなメリットをもたらしてくれると考えています」と、テクラのCIPコンクリートセグメントのディレクターJarkko Stenvall氏は述べています。

さらなるグローバル化に向けて

Tekla BIMsight1.9では、さらなるグローバル化に向け、6言語(英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、簡体字中国語、日本語)に加え、新たに韓国語、繁体字中国語、オランダ語、イタリア語、ロシア語の5言語が追加されています。

Tekla BIMsight1.9は、ウェブサイトより無償でダウンロードいただけます。

ダウンロードの詳細はこちら

【テクラ株式会社およびTekla BIMsightについて】

テクラは、その革新的な3次元モデリングの技術によって、建設業界やインフラ業界において、ユーザーの競争力強化に貢献しています。世界100カ国にユーザーを持ち、15カ国にオフィスを開設、そのパートナーネットワークは世界中に広がっています。1966年に設立し、2011年にはTrimble社のグループ企業となりました。2012年にTrimble社によって形成されたTrimble Buildingsグループでは、建設におけるDBO(Design:設計、Build:施工、Operation:運営)ライフサイクルでの合理化されたコラボレーションを実現するための製品やサービスを提供しています。

Tekla BIMsightは、建設プロジェクトコラボレーション向けのツールとして、専門家からも高い評価を受けています。意匠、設備等の複数の要素をひとつのBIMモデルに統合することで、相互の干渉チェックや問題箇所のハイライト、情報共有が可能となります。また、プロジェクトの関係者間でこのツールを活用することで、設計段階での迅速な問題の把握と早期解決を実現します。
グローバルで高く評価されているTekla BIMsight*¹は、ウェブサイトより無償でダウンロードいただけます。建設業界において、Tekla BIMsightの導入実績は世界160カ国以上、すでに16万人が活用しています。詳細については、こちらをご覧ください。


*¹近年の受賞実績:
・Batimat Innovation Award 2011 金賞(フランス・パリ)
・『Modern Steel Construction』誌2011 Hot Product 賞(米国鋼構造協会AISC発行)
・World of Concrete 2012、ビジネスツール&ソフトウェア部門Innovative Product賞
(アメリカ・ラスベガス)

詳しくは、テクラのウェブサイトで。

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