THERMORender 2020を発売
2020年3月17日

「THERMORender (サーモレンダー)」は、屋外熱環境と屋内熱負荷計算を併せ持った、戸建て住宅から街区
規模までシミュレーションを行えるVectorworksをプラットホームとする屋内外統合熱環境シミュレーションツールです。

ヒートアイランド現象や、生活環境に影響を与える建物や地表面の表面温度を算出し、それをビジュアルに表現します。さらに「MRT(平均放射温度)やHIP(ヒートアイランドポテンシャル)の算出」「建物の熱負荷計算」「CO2排出量の計算」まで行えます。

 

ヒートアイランド現象

この100年で、日本の平均気温は約1℃上昇したと言われています。

しかし、都市部に目を向けると東京で3℃の上昇、名古屋で2.6℃、福岡で2.5℃、仙台・札幌で2.3℃と全国平均を大きく上回る気温上昇が確認されています。これは、アスファルト舗装などによる地表面被覆の人工化や、建物の熱容量の増加、人口の集中に伴うエネルギー消費量の増加から生まれる人工排熱が大きく影響し、今日のヒートアイランド現象や地球温暖化にも繋がっています。

今や地球温暖化問題は待ったなしの状況にあり、二酸化炭素等に起因する「地球温暖化」と、都市部での熱公害「ヒートアイランド現象」は、お互いに負のサイクルをつくりあげています。どちらを優先するのではなく、両現象に対して効果的、かつ総合的な対策が必要な時期にきています。

詳しくは、エーアンドエーのウェブサイトで。

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