コラム”国土交通省の最新動向:BIM導入のメリットの検証等に試行的に取り組む提案”を公開
2020年8月25日

BIMで建築が夢をみる

#91 「国土交通省の最新動向:BIM導入のメリットの検証等に試行的に取り組む提案」の8件の内容について

本稿の#89で、「国土交通省の最新動向:BIM導入のメリットの検証等に試行的に取り組む提案を8件採択」と報告しましたが、8月7日に、第5回建築BIM環境整備部会が開催され、採択された8件の具体的な内容がわかる資料の配布などが行われました。

「令和2年度BIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業」応募の内容

加えて資料2として「令和2年度BIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業」へ応募した40件の詳細な内訳が配布され、同時にホームページで公開されました。その内訳を見ると、発注者、設計、施工、維持管理と概ね均等に割り振られています。一方で、プロジェクト区分別の提案数では、新築が30件と圧倒的に多く、BIM利用の現況が既設建物ではなく、新築案件中心なのがよくわかりました。

◇40件の提案内容(国土交通省のホームページより)

8社の具体的な提案内容を見てみる

資料3-1から8までは提案が採択された8社の具体的な提案内容が公開されています。それらを再度、報告すると

  • 株式会社竹中工務店
  • 株式会社安井建築設計事務所
  • 東京オペラシティビル株式会社
  • 前田建設工業株式会社
  • 日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社
  • 株式会社日建設計
  • 新菱冷熱工業株式会社
  • 株式会社久米設計

となっています。

各社とも、BIMを先駆的に活用していることで、よくメディアなどにも登場していますが、今回、注目できるのは「東京オペラシティビル株式会社」の提案です。発注者、オーナーとしての立場で、その提案の表題は

「BIMを活用した不動産情報プラットフォームの構築による既存オフィスビルの施設維持管理の高度化と生産性向上」となっています。

◇プロジェクトにおけるBIMの活用の目的とその手法(国土交通省のホームページより:東京オペラシティビル株式会社の提案資料一部抜粋)

詳しくは、福井コンピュータアーキテクトのウェブサイトで。

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