「Cinema4D R23」シリーズ 発売開始
2020年9月14日

Cinema 4D

Cinema 4D Release 23は、使いやすさだけでなく拡張性を備えたノードベースのワークフローを導入しました。さらに、キャラクターツールやアニメーション、ワークフローを進化させました。

モデリング機能

Cinema 4Dの充実したモデリング機能は、ポリゴンモデリングだけでなく、スプラインやMoGraph やノードベースによるパラメトリックモデリング、直感的なボリュームモデリング、スカルプトが搭載されています。形状に合わせて最適なモデリングを組み合わることができ、ハードサーフェイスから有機形状までスピーディで正確なモデリングを実現します。

レンダリング機能

Cinema 4Dには、フォトリアルなレンダリングから手描き風レンダリングまで行えます。質感を決めるマテリアルは直感的なレイヤーベースのものとノードマテリアルの2種類を使い分けることができます。グローバルイルミネーション、フィジカルスカイ、SSS、コースティクス、ヘア、トゥーン、3Dモーションブラーなどに対応。さらに高速なRedshiftRenderも別売で追加することもできます。

アニメーション機能

一般的なキーフレームアニメーションに加え、モーショングラフィックスためのMoGraph、ノードベースのエクスプレッション、物理シミュレーション、パーティクル、キャラクターアニメーション機能など、豊富なアニメーション機能が揃っているので、あらゆるアニメーションが作成できます。市販のプラグインを使えば、さらに機能を拡張できます。

豊富なインポートとエクスポート

FBX、OBJ、USDといった汎用フォーマットだけでなく、STEP、Solidworks、JT、Catia、IGESファイルといったCADデータをインポートにも対応。建築系ならAllplanやArchiCAD、VectorworksならC4D形式で書き出しでき、AutoCADなどのDWGも対応しています。Cineware形式で保存すれば、After Effects、UnrealEngineやUnityでそのままC4Dファイルを開くことができます。

アニメーションワークフロー

デルタマッシュ

この新しく追加されたデフォーマは、ウェイトが適切でないキャラクターの変形もより自然な状態にしてくれます。デルタマッシュを使うことでウェイトペイントの作業を簡略化してスピーディにアニメーション作業に移れます。

ポーズライブラリ

キャラクターや階層構造のオブジェクトのポーズ(位置・スケール・角度)をライブラリとして登録できるようになりました。キャラクターの表情や手の形、決めポーズなどを登録することですぐにポーズを切り替えることができます。キャラクターだけでなく、開閉機構のある機器の開閉状態を登録すれば、従来XPressoで管理しなければならなかったものを簡単に管理できます。

リターゲット

キャラクターのモーションを別のキャラクターに適用するリターゲットが新しくなり、プロポーションの異なるキャラクターでも自然にモーションを渡すことができるようになりました。さらにコンテンツライブラリとして、40種類以上のモーションキャプチャーデータが提供されます。

Toonリグとフェイシャルリグ

キャラクターリグにアニメやマンガのキャラクターに最適なToonリグが追加されました。指の動きも直感的に設定したり、自由に手や足の大きさを変えたり、ネコ耳やしっぽ、翼まで設定可能です。高い柔軟性のため、アニメパースと呼ばれるような特定のアングルに最適化したポーズも簡単に設定できます。リアル系の顔からアニメキャラまで使えるフェイシャル用のリグが追加されました。モーフではないので、いろいろな表情を好きなだけ作ることができます。

タイムラインの改善

タイムラインや属性マネージャが改善され、アニメーションの設定がより直感的にできるようになりました。キーの記録する対象の指定やマーカーの作成、属性マネージャでのフィルタ、作業のスピードをアップのための設定が用意されています。

Moves by Maxon

iPhoneやiPad pro撮影したフェイシャルやボディキャプチャーをCinema 4Dに取り込めるプラグインが標準搭載になりました。

ワークフロー

USDのサポート

オープンソースであるUSD(ユニバーサル・シーン・デスクリプション)をサポート。ジオメトリ、カメラ、ライトのインポートとエクスポートができます。

Python 3

R23からPython 3.7.7に変更されました。

OBJ & FBX

OBJは改善され、OBJ連番シーケンスの書き出しと読み込みをサポートしました。FBXのエクスポートもタイムラインマーカーでテイクを分けができます。

モデリング

ノードベースのモデリング

ノードベースによるオブジェクト生成と高速なビューポート表示を実現した次世代のシーン管理ツールが追加されました。ノードベースでオブジェクトの生成やモデリング、クローンの生成を実現します。R23ではプレビューとしての提供のため限定的な機能になりますが、今後はさらに機能追加がされる予定です。

デフォーマの改善

わかりにくかったデフォーマの変形する方向が視覚的にわかりやすくなり、方向の切替も簡単になりました。

リメッシュジェネレータ

どんなメッシュも極力均等で四角ポリゴンで変換するリメッシュジェネレータが追加されました。簡易リトポロジーやスカルプト用のベースメッシュ、ダイナミクス用など様々な用途向けにクリーンなメッシュを生成します。

UV編集

S22でUV編集が強化されましたが、R23ではマニュアル編集のためのツールがさらに強化されました。複数オブジェクトのUV同時編集、UVを格子状に整列、UVエッジの直線化、UVアイランドの整列、UVエディタのグリッド表示とピクセルへのスナップなど、皆様からの要望を多数実現しました。

ビューポート・レンダリング

Magic Bullet Looks

Red GiantのMagic Bullet Looksがレンダリング特殊効果として適用できるようになりました。最終レンダリングのエフェクトの確認やカラーコレクションをその場で行なえます。さらに、ビューポートにリアルタイムに適用できるので、簡易的なプレゼンツールにもなります。Cinema 4Dで設定したMBLのプリセットは、After EffectsやPremiereで設定したプリセットを共有することができます。

ビューポート

スクリーンスペースの反射が向上し、実際のレンダリングに近くなりました。さらに、大きなシーンでも、きれいに表示されるようになりました。

製品の詳細や体験版の入手は、開発元であるMAXON Computer社のウェブサイトをご確認ください。

Cinema 4D の販売について

ライセンスの種類

「サブスクリプションライセンス」と「永続ライセンス」の2種類から選択いただけます。

  • サブスクリプションライセンスは最新バージョンから数えて3バージョン前まで選択してご利用いただけます。
  • サブスクリプションご利用開始日はMaxon社がライセンスを発行した日です。開始日の指定は出来ません。
  • ご購入から1年間はメールによるテクニカルサポートが付属します。(テクニカルサポートは株式会社ティー・エム・エスの対応となります。)

クラスルームライセンス

クラスルームライセンスはサブスクリプションライセンスのみの販売となります。

納品物について

弊社経由でのご購入の場合、「購入確認書」を納品させていただきます。

  • 製品のご利用開始はMAXON Computerより別途メールにて通知されます。

製品ラインアップ/当社取り扱い可能製品/価格ついて

弊社取り扱い可能製品、ならびに価格は価格表よりご確認いただけます。

Cinema 4Dに関するお問い合わせ

エーアンドエー株式会社 営業部

TEL:03-3518-0131 / email:market@aanda.co.jp

詳しくは、エーアンドエーのウェブサイトで。

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