あいおいニッセイ同和損保とフォトラクションが保険業務で協業
2020年10月19日

安全・安心な建設現場の実現に向けた共同取組を開始~建設業向け生産支援クラウドサービスによる建設現場の環境整備を後押し~

2020年10月15日
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
株式会社フォトラクション

建設・土木の生産支援クラウド「Photoruction(フォトラクション)」の開発および運営を行う株式会社フォトラクション(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:中島 貴春、以下 フォトラクション)と、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:金杉 恭三、以下 あいおいニッセイ同和損保)は、安全・安心な建設現場の実現や、迅速な保険金請求スキームの構築に向けた共同取組を開始します。

1.背景
建設現場では安全対策不足に伴う重大事故が度々発生しています。死傷者数における死亡事故の割合は、全産業の平均が0.67%であるのに対して、建設業界は1.77%と高い割合で推移しています。※
これらの要因のひとつとして、建設業界では経験の浅い技術者・技能者は熟練者に比べ建設現場に潜む危険を察知することが難しいため、安全管理に対する意識の度合いが現場の担い手によって異なるという点が挙げられます。また、事故の情報を今後の安全管理対策など再発防止に役立てるべきところ、事務的に処理されてしまうことも少なくありません。

また、事故が発生した際の保険金請求に関する課題もあり、請求書類の準備が現場監督などの負担となり、作業工程の遅滞につながることに加え、迅速な保険金受領の妨げになることもあります。

今般、上記課題を解決するために、事故低減及び保険金請求の迅速化を目指し、フォトラクションとあいおいニッセイ同和損保は共同取組を開始しました。

※ 厚労省「平成 31 年/令和元年労働災害発生状況の分析等」より算出

2.「Photoruction(フォトラクション)」の活用について
(1)保険金請求手続きを軽減
建築・土木事業者は事故発生前から「Photoruction(フォトラクション)」を活用し、書類や写真など必要な情報を全て一元管理することで、工事関係者の中での情報共有を効率的に行うことが可能となります。また、保険事故発生時には、保険金請求に必要な書類を「Photoruction(フォトラクション)」からあいおいニッセイ同和損保へ送信することで事務作業の効率化と精度向上につながり、迅速な保険金受領を実現します。

(2)事故低減に向けた取組
フォトラクションの保有する現場データ解析に基づく事故発生頻度に関する提言や現場環境に応じた事故発生リスク分析をすることで、重大事故の削減や従来難しかった事故リスクの定量化につなげていきます。

<「Photoruction(フォトラクション)」の活用イメージ>

3.今後の展開について
フォトラクションとあいおいニッセイ同和損保は、建設業で働くすべての方の安全の第一歩として、当サービスにより建設業界全体の労働環境の改善や建設現場ごとにより最適な保険の提供を目指していきます。

詳しくは、フォトラクションのウェブサイトで。

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