東京23区のオルソ画像・LiDAR点群・LOD/3D都市モデルをリリース
2021年8月16日

Hexagonが東京23区の地理空間情報データをリリース

(オルソ画像・LiDAR点群・LOD/3D都市モデル)

3次元都市モデル:新宿・東京都庁エリア2021

(Washington, DC, USA, 3 August 2021)

センサー、ソフトウェア、自動化・自律型ソリューションの世界的リーダーであるHexagonのジオシステムズ部門は、新たに取得した東京23区の空間地理データのリリースを発表しました。データは、航空画像と標高モデルの世界最大のライブラリであるHxGNコンテントプログラムを介してオンデマンドで利用できます。

https://hxgncontent.com/

東京データセットは、750 km2のカバレッジエリア全体を通し、地上解像度7.5 cmのオル画像、30ポイント/ m2を超える点密度のLiDAR点群、およびの170万棟を超えるLOD2(Level of Detail 2)の

テクスチャ化されたオブジェクトベースの構造物を含む3D都市モデルが含まれています。

「東京都市部のパイロットプロジェクトの成功に基づき、HexagonはHexagon傘下ライカジオシステムズ社と国内民間航空測量パートナーと協業し、日本の都市部と広域の両方のカバレッジを拡大する予定です。」とアジア地区事業部長・桑野氏は語ります。

Hexagonは、米国、カナダ、ヨーロッパ全体で2500万km2超える範囲でデジタルオルソ画像の3回目の更新サイクルを迎える中、アジアで最初のコンテンツコレクションを提供することでHxGNコンテントプログラムの対象範囲と、解像度およびデータセットのオプションのさらなる拡大を続け、市場をリードし続けています。本プロジェクトによる追加のデータスタックは、OGC準拠のWeb対応ストリーミングサービスを介した空間地理データの需要の高まりへ対応しているほか、独自のオンプレミス環境でコンテンツをホストする顧客へも対応しています。

最先端のセンサー技術と拡大する地理的カバレッジ

東京プロジェクトは、ライカジオシステムズ社CityMapper-2・ハイブリッド航空センサーによりオブリーク画像とLiDARセンサーの同時計測により実施されました。このシステムは、RGBと近赤外の直下画像、オブリークの画像、LiDAR点群データを同時に取得し、それぞれの入力データを高度に組み合わせたデータセットを提供します。東京のデータ取得は、日本国内の民間航空測量企業としては初めてCityMapper-2システムを導入した、株式会社かんこう(本社:大阪)によって行われました。

「東京は、構造物や土地の種類、データ容量の観点からも、最も密度の高いエリアの1つです。CityMapper-2センサーの市場をリードする機能の検証を継続するために、特に困難なエリアを計測することを選択しました」と桑野氏は付け加えます。「私たちは計測結果に非常に満足しており、CityMapper-2は私たちの期待にすべて応えます。このセンサーは、最も過酷な都市環境であっても、あらゆるプロジェクトに対して最高のデータ品質を提供します。」

Hexagonは、カバレッジエリアを継続的に拡大することにより、世界中でのデジタル化を推進しています。東京データセットは、画像解像度と地上絶対精度を含む高度な空間地理情報に対して高まる需要に応えます。これらのデータの主なアプリケーションには、自律走行の高解像度ベースマップ、不動産管理、地方自治体向けのアプリケーション、 5G ネットワークの計画、洪水シミュレーションや緊急対応などの減災・災害情報提供アプリケーションなどに紐づけ、様々な用途でのデジタルトランスフォーメーションをサポートします。

詳しくは、ライカジオシステムズのウェブサイトで。

 

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