IJCADでレイアウト空間をモデルに書き出す方法|EXPORTLAYOUT
作成日:2021.10.29更新日:2021.10.29
IJCAD で描いた図面を他の CAD で開きたいのに、レイアウト空間にある図形などが消えてしまう…という経験はありませんか?
レイアウト空間は IJCAD や AutoCAD 独自の機能です。とても便利ですが、他の CAD に備わっていない機能なので他の CAD で図面を使いたい場合、 レイアウト空間にある図面枠や図形などは全て書き出されず消えてしまいます。
そこで、IJCAD の便利機能「 EXPORTLAYOUT 」を使うと上記の問題は一気に解決します。
この記事では IJCAD で EXPORTLAYOUT を使って、 レイアウト空間をモデル空間に書き出す方法 を解説しています。
この記事を読むとこんな疑問が解決します。
- IJCAD でレイアウト空間に書いたものを、モデル空間に書き出して保存したい
- 他の図面形式に変換したいのに、レイアウト空間に書いたものが消えてしまう…
- IJCAD でレイアウト空間に書いたものも Jw_cad で開きたい!
そもそもレイアウト空間の作成方法や使い方が分からない!という方は、レイアウト作成方法の記事を参考にしてください。
どうやって起動する?
IJCAD の EXPORTLAYOUT コマンドを使うと、 レイアウト空間を新しい DWG ファイルに書き出すことができます。
EXPORTLAYOUT コマンドを起動する方法は2つあります。
レイアウトタブを右クリック
レイアウトタブに切りかえて、タブの上で 右クリック>「レイアウトをモデルにエクスポートする」 をクリックします。
コマンド入力
作図領域またはコマンドライン上で「 EXPORTLAYOUT 」と入力します。
レイアウト空間をモデル空間に書き出す方法
こちらのレイアウト空間をモデル空間に書き出します。
モデル空間にはこのように図面枠がない状態です。
手順は以下のとおりです。
- レイアウトタブに切り替えます。
- レイアウトタブの上で右クリックをします。
- 「レイアウトをモデルにエクスポートする」をクリックします。
- 「書き出しレイアウト」タブでファイル名や保存場所を指定して「保存」ボタンをクリックします。
- 「はい」を押すと書き出した DWG ファイルを開くことができます。
これでレイアウト空間を新たな DWG ファイルに書き出すことができました!
まとめ:レイアウト空間を書き出して、他の CAD でも図面を使えるようにしよう!
今回はレイアウト空間をモデル空間に書き出す方法を解説しました。
レイアウト空間を書き出して、他の CAD でも図面を使えるようにすると、 外部とのやり取りもしやすくなって、仕事の幅も広がります。
ぜひ EXPORTLAYOUT コマンドを使ってみて、レイアウト空間を書き出してみて下さい!
作った DWG ファイルを Jw_cad で開くときは、「JWW 書き出し」コマンドを使います。
DWG ファイルを JWW ファイルに書き出す方法は、こちらの記事で解説しています。