新製品 Leica AP20 AutoPole ― 世界初の傾斜補正機能付きプリズムポール
2022年5月16日

~測量現場ワークフローの3つの課題を同時に解決~

Leica AP20

【2022年5月16日 東京】 計測テクノロジー業界のリーダーであるライカジオシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:日比孝典)は、本日、傾き補正、ポール高の自動読み取り、独自のターゲット識別機能、により生産性が大幅に向上するロボティック・トータルステーション用の革新的なポールLeica AP20 AutoPole (以下AP20 )を発表しました。日本国内での販売開始は2022年5月末を予定しています。

AP20 は、インテリジェントなセンサーモジュールと新しいAP プリズムポールを組み合わせ、ライカジオシステムズのロボティック・トータルステーションと合わせて使用する、ユニークなソリューションです。ポールを垂直に安定させること(気泡管合わせ)、ポールの高さをフィールドソフトウェアに手動で入力すること(プリズム高)、複数のターゲットがある現場で関係のない他のターゲットにロックすること(追尾時のロスト)、といった今迄のプリズム作業におけるユーザーの3つの共通課題を解決し、測量の新しい可能性を開く世界初のデバイスとなります。

 

AP20 の特徴

  • ポールハイト: ポールの高さを変えた際、ポールハイト機能が高さを自動更新します。従来必要であったポールの高さを計測し、ソフトウェアに手入力する作業時間を節約し、間違いを排除します。
  • 傾き補正: 測量ポールの傾きを読み取る傾き補正機能で生産性と効率を向上します。ポールを垂直に安定させ気泡管を合わせる必要がなく、さらに頭上にある点等、アクセスの難しい点を容易に測定できるため作業効率が格段に向上します。
  • ターゲットID : オートターゲットサーチ、識別およびロックにより、誤って関係のない他のターゲットを計測することを防止します。複数の建設作業員が動き回る現場や測量場所における中断を回避します。

AP20の誕生背景

測量士、建設業界において厳しいタイムスケジュール、より正確なデータへの期待の高まり、予算の制約が、大きなプレッシャーになっている状況を踏まえ、以下現場ワークフローの3つの共通の課題を解決すべく、AP20を開発しました。

  • プリズム高の変更を手動でフィールドソフトウェアに入力
  • 気泡管合わせ(ポールの垂直保持)
  • プリズムの追尾時のロスト

AP20の使い方・利用シーン

AP20の傾き補正機能は、トータルステーションを使用する際の作業効率を向上させます。測定や杭打ちの際にポールを垂直に維持する必要はありません。傾き補正が搭載されていることで測定時間が短縮され、頭上にあるポイント等アクセスしにくい場所や危険な場所での測定が可能になるため、現場での柔軟性と安全性が向上します。また、フィールドソフトウェアでポールの高さを自動的に更新することで、記録された高さが常に正しいことを保証し、エラーや時間のかかる手入力処理、再測定を回避します。さらに、AP20 のターゲット ID 機能により、ユーザーの測定器は常に正しいターゲットにロックされます。

AP20 はユーザーのより効率的な作業、収集データの信頼性、総合的な生産性の改善に役立ちます。プロジェクトを迅速に完了しながら、高水準の品質を保つことができます。

尚、AP20は2022年5月25日(水)から27日(金)に幕張メッセで開催される「第4回 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO)」の弊社ブースにて展示いたします。CSPI-EXPO の弊社ブースに関しては以下をご参照ください。
【CSPI-EXPO イベントページ】
https://leica-geosystems.com/ja-JP/about-us/events/events-overview/2022/04/jp_cspi-expo_220525

詳しくは、ライカジオシステムズのウェブサイトで。

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