3D地中探査システムStream DP、AI解析サービスAiMAPを販売開始
2022年9月12日

最新技術EsT搭載の3D地中探査システムStream DP、AI解析サービスAiMAPの販売を開始

地中の3D配管図を簡単作成

Stream DP

【2022 年9 月7 日 東京】 計測テクノロジー業界のリーダーであるライカジオシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:日比孝典)は、Hexagon ディテクションソリューションとして、Hexagon グループIDS GeoRadar 社の新製品、EsT テクノロジーを搭載した一方向のスキャンで3D 地中探査を行うことができるマルチチャネル地中レーダーシステム「Stream DP」と、そのデータをAI 解析するクラウドサービス「AiMAP」について、本日より日本で販売開始ことを発表しました。

Stream DP は、二重偏波30ch のアレイアンテナを採用し、特許技術EsT テクノロジーを搭載した3D 地中探査システムです。二重偏波30ch アレイアンテナは、Stream DP を一方向に進めるだけで横断・縦断の配管を捉えることができ、さらにチャネル間4.5 ㎝ の高密度なデータ取得により空洞探査も行うことができます。探査深度は、EsT テクノロジーによってこれまでの地中レーダーの深度より1~2m 深い深度を実現しました。
取得データは、解析ソフトiQMAP で波形図だけでなくトモグラフィ(水平断層図)でも解析でき、3D 配管図も簡単に作ることが可能です。さらに、オプションでAI 解析サービス(SaaS)を使用し、結果をAiMAP で全体像を3Dで表示することができ、配管図の作成を短時間で行うことができるようになります。

【Stream DPの特徴】

  • 30ch水平・垂直偏波アレイアンテナ:Stream DPは水平偏波11ch、垂直偏波19chのアレイアンテナを搭載し、高密度でスキャンすることが可能。
  • EsT(Equalized scrambled Technology)テクノロジー:従来技術の10倍の高速サンプリングで信号を取得し、マルチゲインブーストにより微弱信号も均等化。スクランブル技術によってこれまでノイズでとらえられなかった深いエリアまで探査。これにより600MHzアンテナで1.5~2mの深度で探査可能であったところ、2.5~4m程度までの深度の探査を実現。
  • トモグラフィ断層図を使った解析:スキャンした水平面を深さ毎に反射信号を強度で色マップで表し、面で配管位置や空洞を分かりやすく表示。横断・縦断の波形図を呼び出して解析することが可能。また、トモグラフィに配管図を挿入したり、波形図に配管ポイントを挿入したりすることができ、それらを結合して配管図を作成することが可能。

【クラウドAI解析 AiMAPの特徴】

  • クラウドでAIを使用し地中レーダーのデータを解析するSaaSソリューション。
  • 解析ソフトiQMAP上でAiMAP機能を使用しAI解析したデータをトモグラフィマップで表示可能。
  • 探査したエリアの全容を3Dで捉えることができ、そこから埋設管データを作成することで、解析作業の効率化を実現。

【Stream DPの主な仕様】
中心周波数: 600MHz
チャネル数: 30チャネル(水平11チャネル、垂直19チャネル)
位置デバイス: エンコーダー、PPS(内蔵)、外部GNSS、トータルステーション
電源: リチウムイオン充電池
サイズ: 116×82㎝
重量: 42kg(システム全体)

詳しくは、ライカジオシステムズのウェブサイトで。

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