ロボット搭載型自律レーザースキャナーの受注を開始
2023年5月29日

ライカジオシステムズがロボット搭載型自律レーザースキャナーの受注を開始

~新製品 Leica BLK ARC-移動型ロボットへ搭載し、複雑な環境や危険な環境でも自律的にデジタルツインを実現~

BLK ARC

【2023年5月23日 東京】 計測テクノロジー業界のリーダーであるライカジオシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:日比孝典)は、全く新しいロボット搭載型自律レーザースキャナー Leica BLK ARC (以下BLK ARC)について、本日から日本国内で受注開始することを発表しました。この製品は、ロボットキャリアに組み込むことで、人間の介入を最低限、あるいは全く必要としない自律した移動型レーザースキャンを可能にします。

 

BLK ARCは、ロボットやその他のキャリアプラットフォームのナビゲーションを改善し、完全自律型の移動レーザースキャニングを実現するために特別に作られたレーザースキャニングセンサーです。その速度、精度、汎用性をロボットと組み合わせることで、BLK ARCは、ユーザーの介入を最小限に抑えながら、変化する環境の正確な3D点群やパノラマ画像を安全かつ繰り返し取得でき、自律型ソリューションへの高まる需要に応えます。

 

BLK ARC は、Hexagonのクラウドベースの可視化プラットフォームであるHxDRに直接接続し、現場からの即時データアップロード、AI対応のクラウド処理、撮影データの保存により、必要な人に目的に応じたスマートデジタルリアリティを即時に提供することができます。(HxDR製品版は6月発表予定)

 

「ロボット、センサー、ソフトウェアが連携し、リアリティキャプチャーの工程を動的に調整することで、ビルの建築現場から、鉱山、工場、オフショア施設、災害調査など、遠隔地や危険な環境のモニタリングや状況認識まで、様々な状況で役立ちます」と、ライカジオシステムズの代表取締役社長の日比は述べています。

 

BLK ARC の最初の搭載ロボットはボストンダイナミクス社の Spot ですが、他の自律型ロボットキャリアとも容易に統合することができます。BLK ARC は、自律型リアリティキャプチャー技術でロボットキャリアのナビゲーションを強化し、ロボット用に設計された完全自律型モバイルレーザースキャンを実現します。ロボットキャリアは BLK ARC を現場へ運び、BLK ARC はロボットキャリアのナビゲーションを向上させながら3Dデータを取得します。これにより、ロボットキャリアの自律性を高め、正確なレーザースキャンとナビゲーションを実現し、ロボットが移動できる範囲であれば、安全に3Dモデルを構築することができます。

 

BLK ARC の特徴

  • ユーザーの介入を最小限に抑え、自律的にスキャンを実行
  • ボストンダイナミクス社の Spot には標準パッケージで簡単に取り付けることができ、Spot のセンサーと一体化
  • 3D デジタルツインを作成するために 3D 点群を取得しながら、ロボットのナビゲーションを改善
  • 同一のスキャンプロジェクトの中で、移動スキャンと静止スキャンを行うことが可能
  • プロジェクトの進捗状況や現場の状況を把握するため、自律的にスキャンを繰り返すことが可能
  • GrandSLAM 技術を使用: LiDAR SLAM、Visual SLAM、IMU を搭載し、複雑な環境下でのリアリティキャプチャと自律的なナビゲーションを実現

詳しくは、ライカジオシステムズのウェブサイトで。

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