埋設インフラ探査に最適。地中レーダー「Stream UP」の販売を開始
2023年9月11日

Stream UP

【202397 東京計測テクノロジー業界のリーダーであるライカジオシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:日比孝典)は、Hexagonディテクションソリューションとして、HexagonグループIDS GeoRadar社の地中レーダー(GPR)であるStream UP、本日より日本で販売開始すると発表しました

このGPRシステムは、マルチチャンネル、マルチ周波数、二重偏波、軽量のGPRシステムで、広域の埋設インフラ設備探査に特化し、マッピングプロセス全体(データ取得前、取得中、取得後)を容易にします。

Stream UPは、現場での組み立てが簡単で、組み立ては2人でわずか15分程度で行えます。車両への取り付けは、Stream UPをヒッチボールに吊り下げるように取り付けるため地面との接触がまったくありません。測定時の路面の凹凸に対するアンテナの衝突を保護する衝突防止機構も備えています。

このシステムは、新しいコントロールユニットeDAD-Sにより、最大時速150kmの捕捉速度(推奨捕捉速度は時速60km)と、これまで以上に高いデータ品質を実現しました。GNSS、APS(GNSS+INS)の測位情報を使用して、スキャンエリアをデータ取得ソフトウェアuMapの地図上にリアルタイムに表示します。

アンテナは、垂直600MHzの2chアレイモジュールを5つ、垂直200MHzの送受信2対アレイモジュールを5つ搭載しています。システムにヘルスチェック機能があり、万が一アンテナモジュールに不具合が起こった場合は、不具合のモジュールを外して使用することもできます。

Stream UP は車両の指定部品扱いになるため、ナンバープレートや灯火器がStream UPで隠れないようにするだけで、車両の構造変更などは不要です。

Stream UP特徴?

  • モジュール構造:2人で約15分で組み立てが可能
  • アンテナシステム:水平600MHz(または900MHz)アンテナ10ch、垂直200MHzアンテナ19ch
  • 測位システム:NovAtel社のAPS(GNSS+INS)に対応で衛星受信状況の良くない場所でも最適な位置情報を取得
  • リモートレーダーコントロール:Stream UPと車内のデータ取得ソフトウェアuMapは無線(有線も可能)で接続され、車内でリアルタイムに状況が表示されます。
  • モバイルマッピングシステム「Leica Pegasusシリーズ」 (車両搭載タイプ)との接続:Pegasusと位置情報を共有して位置の同期がとれた地上と地下のモデリングを行うことができます。

Stream UP Stream UP Stream UP

Stream UPの主な仕様】

データ取得速度: 60 km/h以下

最高データ取得速度: 150 km/h(スタッキング処理なし)

消費電力: 65 W (データ取得中)

ヒッチボールマウント:50 mm ISO標準

保護等級: IP65

スキャンレート: 9,230 スキャン/秒 @512 サンプル/スキャン

測位システム: GNSS、 RTK、トータルステーション

電源: 12V 車載電源、外部バッテリー

サイズ: 1775 x 429 x 786 mm

重量: 95kg

詳しくは、ライカジオシステムズのウェブサイトで。

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