「BIM野帳」の画面イメージ
■ 開発の背景
BIM/CIMモデルをiPadでマークアップ(朱書き)できるサービスは既に存在しますが、ユーザーからは「ツールボタンが多くて操作しにくく現場導入できない」「3次元でのカメラ操作が難しい」「現場でちょっと使うだけの人にも高額なライセンス費用がかかる」といった声が多く聞かれ、BIMモデルをiPadで現場に持ち出すことに大きな課題がありました。そこで、KOLC+では、以下のような機能を実装することで、どの現場でも導入しやすい「BIM野帳」を実現しました。
- iPadでの実用レベルのビューア操作性
- マークアップ内容とカメラ位置をURLで簡単共有
- 必要最小限のツールボタンとシンプルなUI
- Apple Penceil などの手書き入力に対応
- 標準プラン(3Dプラン:100ユーザー)での提供
特に、iPadでのビューア操作性については、細かい挙動の調整を重ねたことで、KOLC+の既存ユーザーより「これなら現場でも導入できる」というフィードバックを頂いております。
■ BIM野帳の概要
「BIM野帳」では、Revit、Navisworks、Civil3D、IFC といったBIM/CIMモデルをiPadで高速にプレビューでき、直感的な操作でカメラ視点移動が可能です。BIMモデルにペン入力(Apple Penceil など)でマークアップでき、クラウドに保存して即座に関係者に共有できます。保存したマークアップは再編集にも対応しており、関係者による追記や引用編集も可能です。さらに、ステータス管理(未対応/完了)も実装したことで「指摘事項管理」にも活用できます。これらの機能は、PC端末でも利用可能です。
■ 対応フォーマット
- BIMモデル:Revit、Navisworks、Civil3D、IFC、SketchUp など
- 3Dモデル:FBX、GLB、OBJ、LandXML、Rhinoceros など
- 2D図面:AutoCAD、DWG、DXF など
- 点群データ:(今後対応予定)
■ BIM野帳の「主な機能」
- BIMモデル、2D図面の直感的なプレビュー(iPad/Android/PC)
- ペン入力によるマークアップ、保存、再編集
- 保存したマークアップを「共有URL」でシェア
- ステータス管理(未対応/完了)
- ファイルのバージョン管理に対応
- 複数シートに対応
- BIMモデルの非表示状態、断面表示、カメラ投影方式も保存可能
- 線・文字のサイズやカラーを変更可能
■ デモ動画
都合上、PC版を録画しております。
【動画】BIM/CIMモデルのマークアップ履歴を確認後、追記して上書き保存している様子
【動画】2D図面のマークアップを再編集し、対応ステータスを「完了」に変更している様子
■ 料金プラン
月額 3万円(50GB/100ユーザー/税別)
※ 初期費用は不要
※ 料金プラン:https://kolcx.com/#pricing