現場の写真がわずか数分で超リアルな完成予想パースに大変身
無料アプリ「RIKフォトタッチ」はこんなに使える(ユニマットリック)
2021年3月29日

ユニマットリックの無料アプリ「RIKフォトタッチ」は、現場写真を撮影したらその場にいながら、わずか数分でリフォーム後の超リアルなCGパースを作れる。そのお手軽さと便利さが外構・造園、建築関係者に受けて、2019年6月のリリース以来、約1年半でユーザー数は3000人を超えた。あなたのiPadやパソコンでも、このアプリを活用してみてはいかがだろうか。

BEFORE AFTER
 2020年RIKフォトタッチコンテストでRIK賞を受けたベルーガ(株)北村壽子氏の作品。わずか数分で現場写真がBIMも顔負けの完成予想CGパースに大変身する

   現場写真が数分でリフォーム後のCGパースに

ユニマットリック(本社:東京都港区)のiPad、Windows PC対応の「RIKフォトタッチ」は、現場で撮影した写真をわずか数分で、リフォーム後の完成予想パースに変身させられる驚異のアプリだ。

その出来栄えは、本格的なBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフトも顔負けのレベルに達しているといっても過言ではない。

にもかかわらず、使い方は超カンタン。作成の現場の写真を取り込み、アプリに付属している草花や壁材などを、写真の上に配置して、向きや大きさを合わせるだけなのだ。

RIKフォトタッチの使い方。まずは現場の写真を読み込む

アプリに内蔵されている建材製品の3Dモデルを選んでドラッグアンドドロップ

写真に合わせて向きや大きさを調整して配置する

駐車場のブロックや樹木、クルマを配置するとあっという間にBIMも顔負けの完成予想図が完成

アプリに内蔵されているカーポートや敷石ブロック、エクステリア建材などの3Dモデルやテクスチャーは、すべて実際に市販されている製品を忠実に再現したもの。そのため、実物に極めて近い完成予想パースが作れるのだ。

ひととおりパースが完成したら、データを保存できる。さらに「商品一覧」のボタンを押すと、配置された建材や植栽の一覧表も自動作成されるので、見積もりにも役立つ。

完成予想パースに使われた建材の一覧表も自動作成される

   実際のリフォームに使われた作例

現場写真の上に、3Dモデルやテクスチャーを配置するだけで、どんな完成予想図ができるのか。2020年に開催されたRIKフォトタッチコンテストの入賞作品から具体例を見ていこう。

まずは三協アルミ賞を受けたエクステリアイケダの池田勇介氏の作品だ。未舗装やコンクリートで舗装しただけだった外構部に、エクステリア部材や敷石、植栽を配置し、見違えるような立体感あふれる作品となった。まさにBIMモデルと見まがう出来栄えだ。

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三協アルミ賞を受けたエクステリアイケダの池田勇介氏の作品

YKKAP賞を受けた海馬工苑の藤原弘子氏の作品は、道路に面したファサード前にワンポイントとなる柵や郵便受けを配置し、スレンダーな植栽を施した。手前から奥に伸びる市街地は本物の写真だけに、一見、完成後の写真と見まがうようなリアルな完成予想パースとなった。

BEFORE AFTER
YKKAP賞を受けた海馬工苑の藤原弘子氏の作品

また、LIXIL賞を受けたトータルエクステリアの佐藤純子氏の作品は、もはやBIMに近いと言っても過言ではないだろう。平面的だった庭に一段高いステージや屋根、家具を設置し草花や低木で囲んだ。これだけの作品が写真の上に3Dモデルを配置していくだけで作れるのだ。

BEFORE AFTER
LIXIL賞を受けたトータルエクステリアの佐藤純子氏の作品

   外壁の改修やスケール重視のパースも

一方、建物の外装材を改修するとき、壁一面に新しい壁材のテクスチャーを張ってしまうと窓やドアが塗りつぶされてしまう。
そんなとき便利なのが「背景優先ツール」。壁材を壁の形に合わせて張った後、窓など隠したくない領域を切り抜くように指定すると、その部分を残せるのだ。

外壁の改修などに便利な「背景優先ツール」。新しく張った壁材を既存の窓に合わせて切り抜く

すると既存の窓を残すことができる

また、倉庫やカーポートなどを実際の大きさに合わせて配置したいときには、3Dモデルを配置する座標軸の方向や大きさを写真に合わせる「空間設定ツール」が用意されている。

写真のスケールや方向合わせて3Dモデルを配置したいときには「空間設定ツール」が用意されている

こうした機能を合わせて使うと、さらに複雑な完成予想パースが作れるようになる。

エスビック賞を受けた太田川工業の相原裕子氏は、樹木や歩道のある庭園の雰囲気を生かしたまま、木製デッキや芝生、敷石を増設し、グレードアップするプランを作成した。

よく見ると、敷石が樹木の裏に回っていたり、歩道に既存の石を残したりしているところがリアルさを出している。

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エスビック賞を受けた太田川工業の相原裕子氏の作品

稲葉製作所賞を受けたZENの永江めぐみ氏の作品は、倉庫の基礎を造成した敷地に合わせて、イナバのガレージを設置し、周囲にタイル舗装を施した完成予想図を作成した。こうしたパース作成では、倉庫の向きや大きさが違うと完成後にイメージが違うことが問題になりやすいが、空間設定ツールを使うことで解決できる。

BEFORE AFTER
稲葉製作所賞を受けたZENの永江めぐみ氏の作品

   高校の授業でもエクステリアデザインを体験

リフォーム工事後の完成予想CGパースと言えば、住宅用の3DデザインソフトやBIMソフトで建物や外構の3Dモデルを作り、レンダリングして作るイメージが強い。

しかし、ソフトを自由自在に使えるようになるまではトレーニングの時間がかかり、既存の建物を正確にCGで再現するためには現場での採寸や細部にわたるモデリングに手間ひまがかかりすぎ、肝心のリフォーム部分の検討に割ける時間や労力が少なくなってしまうこともある。

その点、RIKフォトタッチは、既存の建物や周囲の風景はモデリングの必要がなく、なんと言っても実物の写真なのでこれ以上のリアルさはない。

こうしたRIKフォトタッチの特長を生かし、群馬県立勢多農林高校では緑地土木科緑地デザインコースの2年生20人を対象に、エクステリアデザインの体験授業を行った。その結果、限られた授業時間の中で、ソフトの使い方をマスターする時間を最小限に抑えながら、デザインという本質的な教育に集中することができたのだ。

群馬県立勢多農林高校で行われた、RIKフォトタッチによるエクステリアデザインの体験授業

生徒の作品。庭を花壇にした例(左)やバーベキューガーデンにした例(右)など、短時間の授業で個性あふれる作品の数々が完成した

   マンションの理事長も植栽の改修計画に活用

あるマンションの60代の理事長は、マンション入り口の植栽部分を花壇に変える計画を抱いていたが絵心がないため、住民に対して完成後のイメージをどう伝えるかについて頭を悩ませていた。

3Dソフトにほとんど触ったことがない彼だったが、RIKフォトタッチが高校の授業でも使われているという話を聞き、Windows版をインストールして試してみた。

アプリの操作は初めてだったが、15分もかからず、下のような花壇の完成予想CGパースができあがったのだ。

BEFORE AFTER
マンション入り口の植栽部分の写真(左)が、「RIKフォトタッチ」でリアルな花壇の完成予想CGに早変わり(右)

老若男女を問わず、プロから一般の個人、生徒までがカンタンに使える無料ソフト、RIKフォトタッチは、建築・土木の関係者なら、iPadやパソコンに1本入れておくと、ちょっとしたパース作成の作業を大幅に効率化してくれるだろう。

また、建材や設備、家具メーカーなども、開発元のユニマットリックに依頼して、自社製品を3Dモデルやテクスチャーとして、RIKフォトタッチに登録しておくと、完成予想パースという新たなチャンネルで販促が期待できそうだ。

無料で使えるRIKフォトタッチダウンロードはこちら
https://products.rikcorp.jp/phototouch/

【問い合わせ】
株式会社ユニマットリック

<本 社>
〒107-0062 東京都港区南青山2-13-10 ユニマットアネックスビル5F
TEL 03-5411-7895、FAX 03-5411-0960
ウェブサイト https://www.rikcorp.jp/

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