スマホGPSを活用した人流データを低コスト、短納期で提供! Profile Passportで「まちづくりDX」を実現(ブログウォッチャー)
2023年3月28日

交通量調査と言えば、交差点での”カチカチ調査”やアンケート用紙の回答などがこれまでの常識だった。それを革新するのが、ブログウォッチャーの「Profile Passport」だ。街中を移動する人々が持つスマートフォンの位置情報を活用し、必要に応じて解析できるものだ。高品質なデータを活用した調査を低コスト、短納期で実現したこのサービスは、まちづくり業務にデジタル変革をもたらしそうだ。データ活用により、これまでの調査手法を変える最新サービスを開発する三人に話を聞いた。

移動中の人が持つスマホの位置データを使った新時代の交通量調査サービス「Profile Passport」のイメージ

移動中の人が持つスマホの位置データを使った新時代の交通量調査サービス「Profile Passport」のイメージ

 駅前の交通量調査のコスト、納期が5分の1に

これまでの交通量調査は、交差点などに陣取った調査員が、カウンターをカチカチ鳴らしながら、通行人やクルマの数を数えたり、役所が送ってきたアンケート用紙に1週間前の行動を思い出しながら回答したりする調査方法が一般的だった。当然、時間や人件費などのコストが大幅にかかってしまう。

その時間やコストの問題を解決してくれるのが、ブログウォッチャーが提案する新時代の交通量調査手法、「Profile Passport」だ。

「当社の試算では、コストが300万円、納期が1カ月半かかる駅周辺の交通量調査でも、『Profile Passport』であれば60万円、10営業日と、それぞれ5分に1に減る見立てになります」と語るのは、ブログウォッチャー スマート・プランニングプロジェクト プロジェクトリーダーの小野健士氏だ。

駅周辺の交通状況を1カ月間調査した場合のコスト、納期はこんなに違う

駅周辺の交通状況を1カ月間調査した場合のコスト、納期はこんなに違う

そのスピードと低コストの秘密は、スマートフォンから得た位置情報をもとに、人の移動を自動的に把握するという手法にある。

しかも国内最大級のデータ量である2500万MAU(※)のデータを活用できるのだ。単純計算で、日本に存在するスマートフォン端末のうち、約5分の1の位置情報データを取得できていることになる。

(※)MAU:オンラインサービスで、特定の月に1回以上利用や活動があったユーザーの数

「乗換案内やレストラン、家電量販店など、140種類以上のスマホアプリの利用者のうち、許諾を得られたユーザーの位置情報を時々刻々と蓄積し、ビッグデータ化します。このデータを基に人流を分析可能にしたのが『Profile Passport』です。もちろん、個人情報保護を厳守し、データから個人が特定できないように処理を行っています」とブログウォッチャーのデータサイエンティスト、下村憲司氏は説明する。

「Profile Passport」は140以上のアプリと提携(左)し、全国各地にある約2500万MAUのスマホの動きを把握できる(右)

「Profile Passport」は140以上のアプリと提携(左)し、全国各地にある約2500万MAUのスマホの動きを把握できる(右)

従来の手法では、調査日数や調査箇所が限られるうえに時間とコストがかかるという問題点があった。その弱点をカバーするだけでなく、さらに特定の個人を識別できない加工を施した利用者の属性情報まで付加して提供するスマホ時代のソリューションが「Profile Passport」なのだ。

 交通手段や移動目的も判明

スマホの人流データからは、これまでの調査方法では得られない多くの情報を引き出せる。

「移動速度や経路から、交通手段も徒歩、車両、鉄道などと見分けることができます」とブログウォッチャーのデータサイエンティスト、武田亮太氏は説明する。

移動目的を地方都市・大都市で比較した図。移動目的別に比較すると差が見られる

移動目的を地方都市・大都市で比較した図。移動目的別に比較すると差が見られる

「さらに居住地や勤務地といった過去の行動履歴から推定した情報などから、通勤、帰宅、近場観光など、移動目的情報も付与可能となっています」(武田氏)。

そして、ブログウォッチャーの位置情報データは高度情報も取得しているので、地上を移動したのか、地下街を通ったのかも見分けられる。建物内の商業施設やオフィスに滞在した場合は、高層・中層・低層といった大まかな位置も分析可能だ。

さらにユーザーの年齢や性別、位置情報傾向から推定された居住・勤務エリアなどの属性情報を組み合わせ、移動目的や移動手段、時刻、滞留地点などから様々なことが分析できる。

これだけのことがわかるとなると、個人のプライバシーを侵害しないかということが心配になるが、「Profile Passport」を運営するブログウォッチャーでは、特定の個人を識別できないデータだけを扱っている。

これは2021年3月に改正された個人情報保護法でも個人情報とは異なる「個人関連情報」として取得や活用が認められているものだ。

データ数が極端に少ない場所では、個人が特定されないよう処理を行っている。

 社会インフラ、都市、交通計画のDXを実現

スマホがいくら普及したとはいえ、街行く人が全員、スマホを持っているわけではなく、位置情報の取得に同意しているわけではない。一方、“カチカチ調査”だと実際の数を計測する。スマホによる調査はどれだけ信頼性があるのだろうか。

先にも説明したように、「Profile Passport」で位置情報が取得できるスマホの数は日本の端末数の約5分の1を誇るサンプル数を保有している。この割合をもとにして、スマホの移動を“日本の縮図”と考えることで、十分、信頼性の高いデータが得られるといえるだろう。

加えて、ブログウォッチャーでは、スマホを持った調査員が実際に移動した位置情報を基に、拡大推計や移動手段判定のロジックを検証しデータ品質を担保している。

「Profile Passport」のデータをもとに様々な分析を行うことで、これまでわからなかった人の動きが可視化され、社会インフラや都市、交通などへの新たなニーズや問題点を発掘でき、よりよい施策やプロジェクト計画に生かすことができる。

マスタープランや交通計画だけでなく、近年話題となっているスマートシティやMaaS(移動サービス)にも多数活用されている。

例えば、時間や曜日、天気別に非集計ODデータを活用した移動需要シミュレーションや、オンデマンドモビリティの最適配車、新規高速道路開発前の調査が挙げられる。

このほか各種属性情報が付与された非集計ODデータに交通手段と移動目的を追加することで、パーソントリップ調査の代わりに活用することも可能だ。このように「Profile Passport」で行えることは無限にある。

まさに、人の移動実態を可視化することで、社会インフラや都市計画、交通計画にデジタル・トランスフォーメーション(DX)をもたらすソリューションと言えるだろう。

従来の調査手法に比べて、リーズナブルな料金で様々な人の動きが分析でき、これまでにない計画が立案できるこのサービスを、あなたの業務でも活用してみてはいかがだろうか。

スマート・プランニングプロジェクト メンバー。左から 下村憲司氏、小野健士氏、武田亮太氏

スマート・プランニングプロジェクト メンバー。左から 下村憲司氏、小野健士氏、武田亮太氏

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