「快測ナビ」 活用事例●「i-Construction」に対応し、測量作業時間を短縮
2017年3月20日

「i-Construction」に対応し、測量作業時間を短縮

課題
冬の出来形計測では、除雪作業に多くの時間が掛かっていました。北海道の地域特有の課題に対しても、レーザースキャナーやドローンを活用した「i-Construction」に対応し、省力化を進めていく事が必要だと考えていました。
効果
土量の算出や横断図の作成、さらに日々の施工管理業務に3Dを活用することで、測量作業時間を短縮できました。まだ課題はありますが、しっかり自社で取り組めて実績になりましたので、今後さらに生産性を上げていけると思います。

他社よりも早く「i-Construction」に取り組みたい!

今後さらに進んでくると思われる「i-Construction」に、他社よりも早い段階で取り組みたいと以前から考えていました。ちょうど土工が多い現場でしたので、今後の事も踏まえて、ICT活用工事を希望しました。 点群処理ソフトなどのソフトウェアは他社を含めて検討しましたが、現在デキスパートを使用しており、ソフトウェア間の連携で効率化を図れるため「SiTE-Scope」と「快測ナビ」に決めました。「SiTE-Scope」から横断SIMAを出力し、「A納図 [A-NOTE]」で活用できる事も決め手の1つでした。

シンプルでわかりやすい操作性!

これまで通りデキスパートの「現場大将」で設計データを作成し、「Site-Scope」で点群編集、土量集計を行いました。複雑な操作が必要ではないかと心配していましたが、シンプルでわかりやすく安心しました。メイン画面や各機能のボタンなどが整理されていたり、ツリー表示でデータの切り替えができたりと、操作で困ることは少なかったです。データ作成による内業は増えましたが、それ以上に外業が効率化でき、全体的な効率化に繋げることができたと実感しています。 「快測ナビ」については、丁張り作業と3D確認作業の効率UPに繋がりました。側溝の敷設には「どこでもナビ」機能を使用し、短時間で精度の高い作業ができました。使い勝手のよさに驚きました! さらに、ICT活用工事の現場見学会では、「Site-Scope」「快測ナビAdv」で点群の活用について実演し、スムーズな操作と見映えの良さがわかりやすさに繋がったようで、参加者の反応がよかったです。

費用対効果をもっと高めたい

今後の課題は、費用対効果をもっと高めることですね。 そのために、例えば「Site-Scope」では、点群データの下に図面をベース図として配置して確認しやすくしたり、座標合わせができるようなったりすればよいと思います。「快測ナビ」は、GPSでの観測に対応したり、もっと他の機種とも接続できるようになったりすると助かります。 「i-Construction」に今後も対応していきたいと思いますので、更なる効率化に繋がる各ソフトのバージョンアップに期待しています。

詳しくは、建設システムのウェブサイトで。

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