ジュウテンミエルカR
NETIS登録番号:TH-180010-VE
岩崎では、コンクリート打設状況を “見える化” 【ジュウテンミエルカR】の取扱いをしています。
コンクリート打設スパン全長にわたり、高い精度で打設状況を可視化できます。
複数の充填締固め検知部を1枚のシート状センサに集約したため、設置作業を大幅に省力化でき、施工性が飛躍的に向上します。
概要
特徴
- 超薄型シート状センサ
本センサは厚さ0.6mmという超薄型を実現しているため、コンクリートの断面欠損がほとんどありません。
また、シート状センサは柔軟性を有するため、起伏のある形状への貼り付けも容易です。 - 広範囲をまとめて監視
検知部を1枚のシート状基材に複数配置することで、広範囲の打設状況をまとめて監視でき、従来の方法に比べて監視精度が格段に向上します。 - 設置作業を大幅に省力化
複数の検知部を1枚のシートで設置できるため、個別に設置作業を行うセンサに比べて大幅な省力化を実現します。
また、各検知部からの信号は1本のケーブルに集約して分析機器に送信するため、検知部ごとにケーブルを接続する煩雑な作業が生じず、施工性が飛躍的に向上します。
仕様
センサ
●センサ断面図
項目 | センサ仕様(標準) |
---|---|
型式 | 充填検知用:MJ011 充填・締固め管理用:MJ012 |
サイズ ※1 | L:13(m) × W:50(mm) × T:0.6(mm)※2 |
チャンネル数 ※1 | 11CH |
重量 | 800g |
使用温湿度範囲 | 0~40℃、5~85%RH(結露なきこと) |
保存温湿度範囲 |
※1カスタマイズ可能 ※2粘着層を含む
データレコーダー
モニタ表示例
横軸の各チャンネルごとに青色セルの点灯数によって、1つ:空気、2つ:水、3つ:コンクリートがセンサと接触していることを表しています。
青色セルの点灯数によって、1つ:空気、2つ:水、3つ:コンクリートがセンサと接触していることを表しています。また、セルの色によって、青:締固め未実施、黄色:締固め中、緑:締固め完了を表しています。
項目 | データレコーダー仕様 |
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型式 | MUDR100C |
サイズ | 280(mm) × 220(mm) × 130(mm)(突起物を除く) |
重量 | 2.8kg |
使用温湿度範囲 | 0~40℃、5~85%RH(結露なきこと) |
保存温湿度範囲 | |
測定チャンネル | 11チャンネル |
表示 | 本体LCDモニタ |
計測時間 | 1チャンネルあたり約0.1秒 |
付属ケーブル長 | 標準5m、専用延長ケーブルにて100mまで延長可能 |
記録時間 | 最大24時間 |
データ記録 | 内部メモリに最大10データ記録 |
外部出力 | USBメモリにCSV形式で出力可能※3 |
電源 | AC100V |
※3解析結果をMicrosoft Excel?で表示および保存可能
解析例
データレコーダーからのアウトプットの例を示します。各CHおよび時刻毎に整理した表で充填締固め管理結果の出力※3が可能です。
充填状況は青の濃淡で表しており、【白:空気】【青:水】【グレー:コンクリート】がセンサと接触していることを表しています。
締固め状況はレコーダーの表示と同様、【黄色:締固め中】【緑:締固め完了】を表しています。
現場適用例
山岳トンネル覆工コンクリート
山岳トンネルの工コンクリート天端部に適用した例を下図に示します。打設スパン全長(10.5m)を11区間(1~11CH)に分割して充填状況を監視しました。
建築改修工事
免震レトロフィット工法において、既設基礎下部に高流動コンクリートを圧入して受梁を構築する際に適用した例を下図に示します。
センサとデータレコーダーを用いて充填状況の監視を行い、高流動コンクリート圧入完了の判断に反映しました。
仕様詳細
本製品の詳しい仕様は、ムネカタ インダストリアル マシナリー 株式会社のホームページにてご確認ください。
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