コンクリート打設状況を可視化「ジュウテンミエルカ®」取り扱い開始
2023年2月13日

ジュウテンミエルカR
NETIS登録番号:TH-180010-VE

岩崎では、コンクリート打設状況を “見える化” 【ジュウテンミエルカR】の取扱いをしています。
コンクリート打設スパン全長にわたり、高い精度で打設状況を可視化できます。
複数の充填締固め検知部を1枚のシート状センサに集約したため、設置作業を大幅に省力化でき、施工性が飛躍的に向上します。

概要

特徴

  • 超薄型シート状センサ
    本センサは厚さ0.6mmという超薄型を実現しているため、コンクリートの断面欠損がほとんどありません。
    また、シート状センサは柔軟性を有するため、起伏のある形状への貼り付けも容易です。
  • 広範囲をまとめて監視
    検知部を1枚のシート状基材に複数配置することで、広範囲の打設状況をまとめて監視でき、従来の方法に比べて監視精度が格段に向上します。
  • 設置作業を大幅に省力化
    複数の検知部を1枚のシートで設置できるため、個別に設置作業を行うセンサに比べて大幅な省力化を実現します。
    また、各検知部からの信号は1本のケーブルに集約して分析機器に送信するため、検知部ごとにケーブルを接続する煩雑な作業が生じず、施工性が飛躍的に向上します。

仕様

センサ

センサ断面図

項目 センサ仕様(標準)
型式 充填検知用:MJ011
充填・締固め管理用:MJ012
サイズ ※1 L:13(m) × W:50(mm) × T:0.6(mm)※2
チャンネル数 ※1 11CH
重量 800g
使用温湿度範囲 0~40℃、5~85%RH(結露なきこと)
保存温湿度範囲

※1カスタマイズ可能 ※2粘着層を含む

データレコーダー

モニタ表示例

横軸の各チャンネルごとに青色セルの点灯数によって、1つ:空気、2つ:水、3つ:コンクリートがセンサと接触していることを表しています。

青色セルの点灯数によって、1つ:空気、2つ:水、3つ:コンクリートがセンサと接触していることを表しています。また、セルの色によって、青:締固め未実施、黄色:締固め中、緑:締固め完了を表しています。

項目 データレコーダー仕様
型式 MUDR100C
サイズ 280(mm) × 220(mm) × 130(mm)(突起物を除く)
重量 2.8kg
使用温湿度範囲 0~40℃、5~85%RH(結露なきこと)
保存温湿度範囲
測定チャンネル 11チャンネル
表示 本体LCDモニタ
計測時間 1チャンネルあたり約0.1秒
付属ケーブル長 標準5m、専用延長ケーブルにて100mまで延長可能
記録時間 最大24時間
データ記録 内部メモリに最大10データ記録
外部出力 USBメモリにCSV形式で出力可能※3
電源 AC100V

※3解析結果をMicrosoft Excel?で表示および保存可能

解析例

データレコーダーからのアウトプットの例を示します。各CHおよび時刻毎に整理した表で充填締固め管理結果の出力※3が可能です。
充填状況は青の濃淡で表しており、【白:空気】【青:水】【グレー:コンクリート】がセンサと接触していることを表しています。
締固め状況はレコーダーの表示と同様、【黄色:締固め中】【緑:締固め完了】を表しています。

現場適用例

山岳トンネル覆工コンクリート

山岳トンネルの工コンクリート天端部に適用した例を下図に示します。打設スパン全長(10.5m)を11区間(1~11CH)に分割して充填状況を監視しました。

覆行コンクリートへの適用例
防水シートへのセンサ貼付け状況
防水シートへの貼付け作業

建築改修工事

免震レトロフィット工法において、既設基礎下部に高流動コンクリートを圧入して受梁を構築する際に適用した例を下図に示します。
センサとデータレコーダーを用いて充填状況の監視を行い、高流動コンクリート圧入完了の判断に反映しました。

免震レトロフィット工法への適用例
既設基礎下部へのセンサ貼付け状況
データレコーダーによる監視状況

仕様詳細

本製品の詳しい仕様は、ムネカタ インダストリアル マシナリー 株式会社のホームページにてご確認ください。

カタログをダウンロード
(PDF 2 MB)

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導入に関するご相談や資料のご請求など、まずはお気軽にご連絡ください。

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