
地表面の変位をスクリーニング。早期の危機察知、根拠に基づく意思決定が可能!
【マクロでカバー】SAR衛星
SAR衛星による観測は夜間、雲があってもデータ取得が可能
SAR衛星は自らが雲を透過する波長の電波を照射し、地上からの反射波を観測するため、天候や時間帯に依存せずいつでもデータ取得が可能です。
SARデータを活用したサービスが”Land Displacement Monitoring(LDM)”です。広域の地盤変動を解析し、その結果を提供します。独自のInSAR*解析技術により広域な地表面の変動量をmm単位で検出し時系列で表示します。地球上の任意の箇所に対してモニタリングを行い、地盤リスクや変動を広域・面的に理解することが可能です。道路や鉄道工事における地盤沈下や陥没、隆起、地すべりの兆候把握、公共施設や防災施設管理などへの活用が可能です。
*InSARとは、Interferometric SAR(干渉SAR)の略。高精度で土地の変位を検出するSARデータ特有の処理技術の一つ


【ミクロでカバー】トプコン精密位置計測
3D測量・精密面計測
SAR衛星によるマクロ・スクリーニングで検知した異常値箇所を、最新トータルステーションやGNSS測量機を使った3D測量、さらには、地上型レーザースキャナー、ドローンによる写真測量、モバイル・マッピング・システムでの3D精密面計測で、3D座標、3D点群データを生成し、ミクロ範囲をより正確にスクリーニングし精密な分析を可能にします。
3D変位計測・定点観測
SAR衛星によるマクロ・スクリーニングで検知した異常値箇所を、世界最高峰の3Dステーションを使用して、3D変位計測、あるいは、定点観測をし、ミクロ範囲の経過観察を行います。定期的にミクロ範囲をモニタリングすることで、異常値検出箇所を診断し、継続的に安全管理、崩落事故、土砂崩れなどの防止に努めます。

MAGNET Collageへの組み合わせ(累計変位の見える化)

ランドスクリーニングサービスのご案内
詳細測量・点群測定等ご相談承ります。お問い合わせは以下の連絡先へお電話ください。
03-5994-0671 (担当:インフラメンテナンスグループ)
活用が想定されるケース
- 造成工事における事前地盤変位調査、竣工後モニタリング、切土盛土の法面監視
- 各自治体様における大規模盛土造成地のモニタリング
- シールド工事の影響や空港施設、構造物のモニタリング
ご契約内容および留意点
- ● LDM契約には、TOPCONの点群閲覧ウェブアプリケーション「MAGNET Collage Web」のご利用が含まれています。
- ● TOPCONアプリの活用により、LDM解析結果と現地測定値が比較可能です。
- ● 電子基準点座標と現地基準点、LDM解析結果の比較により、評価支援いたします。
- ● LDM解析条件については事前にご相談をお願いします。
- ■ LDMご契約内容:1「過去アーカイブデータ」と2「契約時点からの新規取得データ」を使用してのLDMサービスをご契約
- ■ LDM解析範囲:500km2まで
- ■ LDM解析エリア:植生、水、積雪の影響エリアにおいてはLDM解析が出来ない個所があります
- ■ LDM解析用SAR衛星:Sentinel-1衛星(撮像頻度12日/回、約20m空間分解能)にて最短1回/月にてLDM解析結果をご提供(主に2017年以降の解析が可能)
- ■ LDM解析データ:CSV出力可能
- ■ 価格:別途お見積り

取り扱い企業

株式会社トプコンソキアポジショニングジャパン