「BIM野帳」を提供開始。iPadでのマークアップ、再編集、履歴管理、URL共有に対応
2023年11月6日

株式会社コルク(東京都豊島区、代表取締役:堤正雄)が提供するBIM/CIM共有クラウド「KOLC+(コルクプラス)」にて、iPadでBIMモデルにマークアップ(朱書き)して保存、再編集、履歴管理、URL共有ができる「BIM野帳」の提供を開始しました。

「BIM野帳」の画面イメージ「BIM野帳」の画面イメージ

■ 開発の背景

BIM/CIMモデルをiPadでマークアップ(朱書き)できるサービスは既に存在しますが、ユーザーからは「ツールボタンが多くて操作しにくく現場導入できない」「3次元でのカメラ操作が難しい」「現場でちょっと使うだけの人にも高額なライセンス費用がかかる」といった声が多く聞かれ、BIMモデルをiPadで現場に持ち出すことに大きな課題がありました。そこで、KOLC+では、以下のような機能を実装することで、どの現場でも導入しやすい「BIM野帳」を実現しました。

  • iPadでの実用レベルのビューア操作性
  • マークアップ内容とカメラ位置をURLで簡単共有
  • 必要最小限のツールボタンとシンプルなUI
  • Apple Penceil などの手書き入力に対応
  • 標準プラン(3Dプラン:100ユーザー)での提供

特に、iPadでのビューア操作性については、細かい挙動の調整を重ねたことで、KOLC+の既存ユーザーより「これなら現場でも導入できる」というフィードバックを頂いております。

■ BIM野帳の概要

「BIM野帳」では、Revit、Navisworks、Civil3D、IFC といったBIM/CIMモデルをiPadで高速にプレビューでき、直感的な操作でカメラ視点移動が可能です。BIMモデルにペン入力(Apple Penceil など)でマークアップでき、クラウドに保存して即座に関係者に共有できます。保存したマークアップは再編集にも対応しており、関係者による追記や引用編集も可能です。さらに、ステータス管理(未対応/完了)も実装したことで「指摘事項管理」にも活用できます。これらの機能は、PC端末でも利用可能です。

■ 対応フォーマット

  • BIMモデル:Revit、Navisworks、Civil3D、IFC、SketchUp など
  • 3Dモデル:FBX、GLB、OBJ、LandXML、Rhinoceros など
  • 2D図面:AutoCAD、DWG、DXF など
  • 点群データ:(今後対応予定)

■ BIM野帳の「主な機能」

  • BIMモデル、2D図面の直感的なプレビュー(iPad/Android/PC)
  • ペン入力によるマークアップ、保存、再編集
  • 保存したマークアップを「共有URL」でシェア
  • ステータス管理(未対応/完了)
  • ファイルのバージョン管理に対応
  • 複数シートに対応
  • BIMモデルの非表示状態、断面表示、カメラ投影方式も保存可能
  • 線・文字のサイズやカラーを変更可能

■ デモ動画

都合上、PC版を録画しております。

【動画】BIM/CIMモデルのマークアップ履歴を確認後、追記して上書き保存している様子【動画】BIM/CIMモデルのマークアップ履歴を確認後、追記して上書き保存している様子

【動画】2D図面のマークアップを再編集し、対応ステータスを「完了」に変更している様子【動画】2D図面のマークアップを再編集し、対応ステータスを「完了」に変更している様子

■ 料金プラン
月額 3万円(50GB/100ユーザー/税別)
※ 初期費用は不要
※ 料金プラン:https://kolcx.com/#pricing

詳しくは、KOLC+のウェブサイトで。

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